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与えても成功できない1つの理由

FROM ボブ・バーグ

突然だが、私たちの人間関係には黄金律がある。それは…

「ほかの条件がすべて同じなら、人は知り、気に入り、信頼している相手に仕事や紹介を回す」

というもの。あなたが相手に何かを与えた(あるいは何かをした)とき。これはあなたが相手に知ってもらい、気に入ってもらい、信頼してもらえるきっかけになるのだ。

あなたはすでにご存知かもしないが、仕事や紹介を得る一番の方法は、まずあなたから相手に仕事や紹介を与えることなのだ。

これはなぜだろうか?その理由は…

なぜ、与えると与えられるのか?


第一に、仕事や紹介を回すことによって、相手に「あなたを気にかけてくれている」という気持ちが伝われば、相手があなたに好感を抱くからだ。

というより、相手は感激して、その感情が「お返しをしたい」という自然な願望を生み出す。

第二に、あなたと相互に利益のあるウィン・ウィンの関係を築くには、そうするのがお互いにとって最善だと感じるようになるからである。

もちろん、与えるのは必ずしも仕事である必要はない。相手の仕事やプライベート、人間関係、趣味など、相手の関心にマッチする情報でも構わない。あなたが読んでいいと思った本を薦める(あるいはプレゼントする)という手もあるだろう。

あるいは、相手の息子や娘がある会社を志望しているとしよう。もしあなたが、そこの人事部長の知り合いにつてがあるなら、連絡を入れて、推薦してあげるのも良いかもしれない。

与えることの効果を台無しにするもの


大切なのは、「見返りがあるかも」という下心を持って何かを与えるのではなく、他者の人生に価値を加えるという行為を、純粋に楽しむことだ。

ここに、ギブ・アンド・テイクの大いなるパラドクスがある。つまり、純粋に与えるのが大好きだから与えていれば、そのうちあなたにも価値は返ってくるのだ。

ところが、“見返りを得るために与えると、この法則はうまく働かない ” !

その理由の1つは、相手があなたの狙いを敏感に察するからである。人間にはそういうところがあるものだ。得るために与えれば、そのことが相手に伝わる。 ほとんどの場合、相手はそのことをわかっているのだ。中には要領よくやる人もいるが、そのツケはいずれ自分へ跳ね返ってくる。

逆に、そうしたいからというだけの理由で、お返しを期待せずに与えていれば、普通のビジネスマンには想像もできない形で素晴らしい価値が返ってくるだろう。

本物のGIVERの共通点


ところで、オンライン学習の企業エカデミー(Ecademy)の創業者で、『Networking for Life(仮邦題:人生のネットワーキング)』の著者でもあるトーマス・パワーズは、それを巧みに言い表している。その言葉は…

「その法則を動かすエネルギーは…自分の利益は二の次でいいという意思から生じる」。

私がこのフレーズを非常に気に入っている理由は、1つにはこれが、与える人々…私が”GIVER”と呼ぶ人たち全員に共通する特徴だからだ。

与えることに集中しよう


世の中には他者から何かを得ることではなく、どうすれば他者の人生や仕事を豊かにするような価値を与えられるかと、いつも考えている人たちがいる。

勘違いしないでほしいのだが、彼らは自分が成功したいと思っていないわけではない。むしろ自分が成功する、それも大きく成功することを知っているのだ。

それでも彼らは、自分のしたことに対する相手からの見返りにはこだわっていない。だからこそ、“ 与える ” ことに全力を注ぎ、GIVERとして成功を収めているのが。

彼らは、より多くを与えれば、より多くを受け取ることができるとわかっている。そして、実際にそのとおりのことが起こるのだ。

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