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孤独のグルメに学ぶ「失敗の原因を解明し、前進し続けるマインド」

皆さん、「孤独のグルメ」ってご存じですか?
そう、久住昌之さん原作、谷口ジローさん作画の人気漫画であり、テレビ東京にて松重豊さん主演でドラマ化され大ヒットしましたよね。

僕、漫画もドラマも大ファンなんですよ。

で、ちょっと前の話なんですが、この孤独のグルメの年末スペシャルってのがやってまして、その中ですごく胸がざわつくワンシーンがあったんです。
どんなシーンかというと

松藤豊さん演じる主人公、井之頭五郎がコロナ禍のせいで、慣れないパソコンを手に四苦八苦しながらビデオミーティングをしている。
しかしうまくいかず画面は何度もかたまり打ち合わせは進まない。業を煮やした五郎さんがたまらずこういう。
そちらに行かせてもらえませんか

ドラマの作り手としては、視聴者にちょっとクスッとしてもらいたい。そういうシーンだと思います。
実際、多くの方はこの場面にユーモラスに感じるでしょうし、番組的にも演者がリモートでなくリアルに会う展開になった方がドラマがつくりやすいでしょう。
それはわかるのですが、僕的にはなんともいえない気持ちになりました。

この展開はまさに社会人になって何度も見てきた、「社会の進歩を妨げる理由」そのものだと感じたからです。

大事なのは感情論の諦めでなく科学的に解明する姿勢

一言でいえば、先ほどの井之頭五郎さんの振る舞いは科学的ではないな感じたんです。

仕方がないのでやってみた
→うまくいかなかった
→こりゃダメだ
→元に戻そう
というこの流れ

リモートワークに関して、コロナ禍以前によく聞いた話です。

「リモートワークやってみたけど、あんなのダメですよ。
大事なことが全然伝わらないです。
やっぱり直接会わないと。」
みたいな話。

でも本当にそうでしょうか?
はじめてやったことならうまくいかないのは当たり前なんじゃないかな。
こどもの歯磨きだって最初はうまくいかないのがあたりまえ。でも何度もやらせて上達させるものでしょ。
大事なのは失敗してからで、「なぜうまくいかなかったのか」の理由を解明するべきです。
そして解明したうえで、その打開策を考え、実行していく。
そうすることによって「あんなのダメ」なものがより良いものに変わっていくはず。

上記のビデオミーテイングの例で言えば、画面が固まりうまくいかなかったのが、パソコンのスペックのせいなのか、電波状況が悪かったのか、プロバイダ側(通信契約)の問題なのか、そういったことに目を向けて、原因を解明しようとする姿勢を持つべきだったと思うんです。
そうすれば次回以降はミーティングにかかる時間も経費も劇的に下げられるし、コロナ禍の罹患リスクも減るし、いいことづくめです。

コミュニケーションスキルの問題ならうまくいくようなコミュニケーションの取り方はどうすればいいのか、会話の仕方なのか、表情の作り方なのか、いろいろ考えて試して相手の反応を見てみればいい。

でもそこまで考えることもなく諦めて元に戻してしまう。「孤独のグルメ」の場合はもちろんドラマの都合上、望ましい展開に導くための演出なわけでありそこを気にしても仕方ない。そこもわかってはいるんですが、やはり胸がざわつく。
なぜなら、これに類似した場面を今までの人生でも幾度となく見てきたからです。

「役所の真の顧客は文句を言う市民」である

僕は今はフィラメントという会社を経営しているのですが、以前は20年間も市役所の職員をやっていました。
市の職員というのはざっくり言えば、市民のためになることをやるのが仕事なわけですが、市民というのは誰なのかということです。
市民全員のためになる施策なんかないので、高齢者向けとか子育て世帯向けとか、そういう粒度で仕事が分割されるわけです。

ですが、それは表向きの話で、実感としては、間違いなくこういう人たちむけに役所って存在しているんだろうなと思うことがありました。
それは
「役所側が言い返せないような文句を言う人」
です。

こういう人たちは、なにか新しいことを役所がやるとそのたびに文句をつけるんですよね。
「わかりにくい」とか「私たちのことをもっと考えて」とか。
そして、元に戻させようとする。
役所はそれに何度も屈してきたわけです。(具体的にどの施策とかは角が立つから言わないですが)

社会全体で滞る変革も失敗許容度の少なさが原因

そして、同じことは民間企業の中でも起こっていますよね。
多くの民間企業の中でも、前向きな人がたくさんいます。
「今はいいけどこのままでは会社が成長していかない、環境の変化にも耐えられない、だから新しいことをしなくては。」
そう思う人が新しいチャレンジをしようとしても当然最初は失敗する。
だって初めてやったんだから。
でも、「その理由を解明してもう一度やってみよう」となることは稀で、ほとんどが失敗の理由の解明もされないまま撤退を余儀なくされる。
そして元の状態にリセットされていく。
日本でDX(デジタルトランスフォーメーション)が進まなかったのも同じ理由だと思います。

アイデアとは失敗から学ぶこと

僕は思うんです。
はじめてやったことを失敗するのは当たり前、最初うまくいかないのは当たり前なんです。
大事なのはそこからで、失敗した理由をちゃんと解明すること。
そして、解明された障壁を回避するアイデアをちゃんと考え、実行してみることなんじゃないかと。

エジソンの発明として知られる白熱電球はエジソンが改良する以前にはたった45時間しかもたなかったそうです。
でもエジソンはフィラメントの素材を研究しつくし、2450時間も使えるものに変えました。
50倍以上も使える時間が長くなったのは、うまくいかない原因を特定し、その原因を回避するための努力を惜しまなかったからですよね。

大切なのは、失敗から学び前進し続ける姿勢なのではないか。
僕はそう思うのです。

最後に、僕の会社、フィラメントのサイトのリンクを貼っておきます。
よかったら尋ねてみてもらえると嬉しいです。

・・・・・・
最後までお読みいただきありがとうございます。
僕が社長を務める会社、フィラメントでは「世の中をよりよくしていきたい人たちが集う場」をコンセプトにQUMZINEというメディアを運営しています。
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元地方公務員、今はアイディエーションファーム(事業開発コンサル)の経営者。 日本有数のお固い職場から日本有数の最先端ワークに突然シフトチェンジした男。 スタートアップから大企業や外資系企業の経営幹部まで幅広い人と雑談し、その気づきを記事にすることが多いです。