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真にデキる人が仕事に取り組む順番は?

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「仕事がデキる人ってどんな人?」って質問、されることありますよね?
いろんな答え方ができちゃう質問ですが、この質問をされたときに僕が頭の中で思い浮かべるのは下のような4象限です。

僕は「この人と一緒に仕事がしたいかどうか」を見極めるときにも、この図を頭の中にイメージしています。

この図は、「縦軸に目的達成に大きく関わる本質的な仕事」or「そんなに関わらない表面的な仕事」の分類があり、横軸には「自分の仕事だと認識している仕事」or「自分の仕事ではないと認識している仕事」の分類があって、4象限を形成しています。

組織内で普通に働いている人にこの図を見せてどういう順番で取り組むかを聞くと、A→Bの順番で取り組むべきだというと思います。

あるいはその仕事に不慣れな方であればBをこなしてからAに取り組むというかもしれません。多くの場合、表面的な仕事の方が難易度が低かったり、作業的なものであったりするので習熟度が低くても取り組みやすいものですし、その一方で本質的な仕事は抽象度が高く課題も複雑なことが多いですよね。

いずれにしても右側のCやDは自分の取組み範囲外だと考えるのが普通です。自分に任された仕事さえちゃんとこなしてさえいれば、目的が達成できなかったとしても自分が責められることはありませんし、他の人を責めることだってできます。

でも仕事がデキる人は違います
Aに取り組むのは当たり前ですが、その次にはCの「自分の仕事ではないが目的達成のために重要な本質的な仕事」をちゃんと気にかけます。
そのうえで、(現状の体制が不十分そうであれば)自分ができることはないかを考えます。
そして、その仕事に自分が役立ちそうならなんとかしてそこに関われる道を探ります。その結果として本来は自分の領域でなかった仕事を自分の領域に塗り替えていきます。(その際、Bの仕事を誰かに振ることも忘れません)

思うにそういう人は、

  1. 組織の目的をジブンゴト化する能力が高い

  2. 自分の職務遂行能力についての見極めがしっかりできている

  3. 非他責的で積極的に仕事に関わろうとする姿勢がある

という三つの点で優れているのだと思います。
その中でもとくに3つ目の「非他責的で積極的な仕事関与姿勢」というのは組織内では非常に育ちにくい特性です。
組織におけるマネジメント層はこういう「自ら仕事をとってくる」部下を嫌がりますし、組織内の部下の目線でもこういう「仕事を増やしてくる」上司は嫌がります。
こういう積極的な取組み姿勢は組織内では評価されないどころかマイナスのインセンティブがある
のです。

でも難しいプロジェクトを成功させるためにはこういう「守備範囲外のボールを取りに行く人」が不可欠ですし、そういう人がたくさんいるチーム、そういう人を増やせる組織文化が実はとても大事なんじゃないかなと、僕は思っています。
そして、たまに大企業の中でもこういう人を見つけたら、「ぜひともこの人と一緒に仕事をしたい!!」と強く思うのです。

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