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再度の生検


「私を癒やしてください、主よ。

そうすれば、私は癒やされます。

私をお救いください。

そうすれば、私は救われます。

あなたこそ、私の賛美だからです。」

エレミヤ書 17:14

2020年8月13日

乳ガンの宣告から1年後、医師の勧めにより高性能エコーシステムの検査を受けた。朝、聖書を読んで示されたことばは、この日のための神様から与えられたことばだと思った。


検査は、まずは若手の医師による検査で、やたらとマーキングしていたが、ベテラン医師の検査は、さらっと終わった。夕方、激しいスコールと雷の後、美しい虹を神様が見せてくれた。


検査から1週間後、検査結果を聞きに行った。結果は、私の期待を裏切り、かなり悪く浸潤している可能性が高いとのことだった。医師から「やはりお祈りと薬膳では癒されませんでしたね。」と言われ、手術を勧められた。私は、言葉を失い何も答えられなかった。

医師は、浸潤している部分の生検することもできるが変わらないだろうと言って私の答えを待っていた。私は、浸潤している部分が1㎝もあるなら、細胞検査をしてほしいと言った。医師は、驚いた様子だったが、そのオプションを言い出したのは医師でもあったので、生検を受ける手続きを進めた。医師から、「なぜ手術をしたくないのか?」と聞かれ、私は、「癌が非浸潤であれば手術はしたくない」と言った。


生検はその日のうちに行われた。生検を担当していた看護師が、放心状態の私を心配し、「大丈夫ですか?」と声をかけてくれた。私は、涙で看護師の顔が見えなくなったが、大丈夫だと答えた。


その夜、友人や姉、牧師夫妻が私を励まそうと祈りのメッセージやみことばを送ってくれた。しかし、ある人は、今までの祈りや励ましから一転し、薬膳が偶像になっていると批判し、私の信仰や人格まで否定し、心も体もぼろぼろの私に独自の神の持論を展開してきた。私は、自分がヨブのようだと思った。私の神に対する信頼は揺らいでいないのに、なぜこの人は私を責めるのか、私の信仰は主のみがご存知だ。


今回の検査結果から、この1ヶ月で急に癌が悪化したことになる。今までは、癒しが進行している結果だった。だからこそ検査を半年も先延ばしにできたのだ。これほどのスピードの進行癌であれば、手術をしてもしなくても転移していくだろう。その場合、私は、死に追いやられるのだろうか。神は、私に何をされようとしているのか。私は死ぬ準備をすべきなのか考えて始めていた。


[詩篇 138]

心を尽くして私はあなたに感謝をささげます。御使いたちの前であなたをほめ歌います。私はあなたの聖なる宮に向かってひれ伏し、恵みとまことのゆえに御名に感謝します。


あなたがご自分のすべての御名のゆえに、あなたのみことばを高く上げられたからです。私が呼んだその日に、あなたは私に答え私のたましいに力を与えて強くされました。


主よ、地のすべての王はあなたに感謝するでしょう。彼らがあなたの口のみことばを聞いたからです。彼らは主の道について歌うでしょう。主の栄光が大きいからです。まことに主は高くあられますが低い者を顧みてくださいます。しかし高ぶる者を 遠くから見抜かれます。


私が苦しみの中を歩いてもあなたは私を生かしてくださいます。私の敵の怒りに向かって御手を伸ばしあなたの右の手が私を救ってくださいます。主は私のためにすべてを成し遂げてくださいます。


主よ あなたの恵みはとこしえにあります。あなたの御手のわざをやめないでください。

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