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【もはやコント?】「怪盗 山猫」を見た感想。
年末年始に少し時間の余裕があったので、2016年の1月から放送されていた「怪盗 山猫」を見てみました。
主演はKATーTUNの亀梨くん、そして成宮寛貴や広瀬すずなどと最近はドラマに出なくなった役者さんを見られるレアな作品です。
あと、亀梨君が主演だとKATーTUNの主題歌がかっこよくて良いですよね〜。
「FINAL CUT」なんかも割と好きです。
さて、まず序盤はよくあるようなストーリーだっただけに、コントドラマのような感覚で楽しんでいました。
特に「怪盗」とうっかり言いそうになって、「皆藤愛子をこよなく愛する会」でごまかしたシーンなんかめちゃくちゃ笑いました笑
こういう演出も個人的にはかなり好きだったのですが、かなり笑いに全振りしていたドラマなので好き嫌いは別れそうな気がしました。。。
ですが、山猫(亀梨くん)が日本を裏で操る結城天明(ゆうきてんめい)の真相にたどり着こうとする8、9、10話くらいから物語としての面白さが急加速してき(たように個人的に感じ)ました。
そして最終的には、怪盗 山猫の一味であった勝村(成宮くん)や関本(佐々木蔵之介)の真の正体が明かされるなどハラハラドキドキの展開が待ってました。
正直ここまでの裏切りは予想できなかったので、見ていて「おおぉー、、まじか」ってなってました (笑)
終盤のストーリーには緊迫感、疾走感があって非常に面白かったです。最後には山猫と宝生(大塚寧々)、そして真央(広瀬すず)の絆を感じるようなシーンもありましたね。
そして、私がこのドラマを見終わって感じたことは、当時(2016年)としてはかなり「最先端」な作品だったのではないかということです。
(※原作は読んでいないので、以下はドラマ単体の感想としてご覧ください。。。)
まずは、このドラマの最後のオチについて
最終回で山猫たちは、結城天明は実はすでに死んでいて、それでも彼の頭脳がAIに取り込まれ、その中で生き続けていると伝えられます。
急にAIという時代の最先端なものの登場により、結末にがっかりしてシンプルに展開を飲み込めなかった人や意味を理解できなかった人も多かったかもしれません(武士道などの古風なイメージが目立っていただけに、、、)。
個人的にも、AIを結末の一部にするというのは少しくどく感じてしまいました。
しかし、このようなAIなどの次世代ネタも現在では多くの人にとって受け入れやすく、むしろ人気なトピックになりつつありますよね。
ベタなものになってきているからこそ、私はくどさを感じたのかもしれませんが、、(笑)
次に、このドラマ全体のストーリーについて
この作品は非常に登場人物も多く、特に終盤は「誰は犯人(黒幕)なんだろう」と推理、考察しながら見る楽しさがありました。
ドラマの「考察」の先駆けとなったものと言えば、2019年4月から放送の「あなたの番です」などが有名ですよね。
これ以降、Twitterなどで考察をしながらドラマを見るという形式がより本格的に流行り出した気がします。最近の好きな作品では、シロクロやテセウスの船なども…
当時はさすがに今ほどYouTubeやTwitter上で議論したり、ドラマの展開予想がネット記事になったりすることもなかったと思います。
現在だったら、Twitterのトレンドに毎週のることも間違いなしです。
AIのことも併せて、やはりこのドラマは割と時代の先取り的な要素が多かったため、最近放送されていたとしたら当時よりもっと視聴率が取れていそうな感じがします。
それくらい、笑いとミステリー的ストーリーの調和のとれた面白いドラマだと私は感じました。
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