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この3年間で忘れてしまったやり方を、もう一度試してみる?(前編)

最近、ライブハウスの人として
すごく思ってることがありまして

「この3年間で忘れてしまったやり方を、もう一度試してみる」
ってのもアリじゃない?と。

そうだ。初心に戻れ。

back to basics

自分の「基本に戻ろう!!」ぜ。

で、基本に戻るその前に、

先にここ数年の流れをおさらいをしてみたい。
どんなことがあったでしょうか。

振り返ってみる。
まずはサブスクの話から。

サブスクリプションサービスで音楽が聴けるようになる。

Apple Musicが日本でもサービスを開始したのがたしか2015年。
遅れて、Spotifyのサービスが始まったのが2016年。
それが一般層に普及したのが、僕の肌感覚では2017年ぐらい?

「いやいや!!
スマホで音楽を聴き放題!?ありえねーよ!!
CDだろ!?レコードだろ!?円盤、最高!」

…と、かたくなにハード派だった人達も
いつのまにかサブスクに懐柔され(笑)

2018年ぐらいには「サブスクで音楽を楽しむ」っていう行為は、当たり前になったような気がします。

なので、僕の肌感覚ですが

日本でサブスクが普及したのは2018年

ってことにしときます。

TikTokが流行る。

で、日本でもTikTokが流行り出したのがたぶん2018年頃。
最初は女子高生が加工して踊ってるだけのSNSでしたが(笑)。

で2018年なんで、サブスクで音楽を聴くのが浸透しきった…?
ぐらいのタイミングですね。

サブスクにある曲を使ってショート動画を作って楽しむSNS
ってことだと思うので、この辺りは密接に関係してるはす。たぶん。

専門家じゃないし、詳しく調べてないので時系列的におかしかったり、間違ってたらごめん。

で、2019年あたりから、TikTok発のヒット曲も出はじめて
音楽業界も無視できなくなってくる。

Instagramも2020年から Reels を導入。

世はショート動画戦国時代へ。

というわけで、僕の肌感覚ですが

TikTok(ショート動画SNS) が一般に普及したのが2020年頃

で、この時期ぐらいに忘れちゃいけない大事件。

新型コロナウイルス(COVID-19)パンデミック騒ぎ

実質、みんなが影響をうけて
一般生活ができなくなるぐらい大騒ぎになったのは
2020年~あたりから最近まで。

(「コロナは終わった」と書いていいのか、わかないけどとにかく大変な3年間でしたね。この辺りの話はまた別の機会に…)

で、この時期の 僕らライブハウスの人間的に大きなトピックは

「無観客配信ライブ」


でしょうか。

「ライブを配信する」というのは、メジャーアーティストやフェスでは行われだしてたし

あと10年もしたら、インディーズ公演で配信ライブも当たり前になるんだろうなぁ~…なんてのんびり構えてたら

急に10年後になっちゃったよ。

みたいな(笑)。

10年かけてのんびりやるつもりが、
準備期間 1~2ヶ月しか時間なかったよ。

そんな短期間で、どこのライブハウスも有料配信ライブイベントできるようになったのはすごい。必要にせまられると、がんばれるもんなんだね。


まとめると、

  • サブスクが普及する。(CDがオワコン化する)

  • TikTok流行る。

  • 配信ライブもスタンダード化する。

  • (コロナ禍初期でライブハウスが悪者になる&イベントができなくなる)

というのが、この3年ぐらいにあったことでしょうか。

そもそもね

2010年頃からYouTubeはあったけど、一般インディーズバンドマンの認識なんて「Music Videoをあげる場所」ぐらいの認識だったと思うんです。

「…Youtuber?」、それ稼げるの?みたいな(笑)。

Instagramも、なんとなくオシャレっぽいよね…ぐらいの認識で放置してる人も多かったかと。

だから、基本は

「twitterと現場(ライブハウス)だけで勝負!」

みたいなバンドマン多かったと思うんですね。

実際、僕もそんな感じですし。


それがこの3年で、急に状況が変わりすぎた。

そもそも

「ライブがまともに出来ない」

時点で、ロックバンド的には「詰み」 で

どうしていいのかわからずに路頭に迷ってるのに。

そこに

サブスク…
TikTok…
配信ライブ…

え? TikTokでバズって人気出るの?
サブスクでプレイリストに載らなくちゃ…

え?それってどうやったらいいの?
どうがんばったらいいの?

で、そうこうしてたら

メタバース? NFT?

ん??

Web3.0????

それって食べれるの?おいしいの?

状態(笑)

…で、頼みの綱のライブもできない。

ライブできても

お客さんいっぱい来ちゃだめ!!

と言われ

お客さんが声だして楽しんだら
なんか知らんけど国に怒られる。

という状況。

結果ね、状況変化についていけてない私たち

いや、どないせえっちゅーねん!?

状態。

いや「私たち」じゃないんです。

これ、完全に「僕」の話なんですね。

僕の、たちの悪いところが

「流行りもののサービス」

その物は嫌いじゃなくて、

今まではそれなり上手く使って

結果ってほどじゃないですが、
成果も少し出せてたので

何も使いこなせないまんま、

僕だけ時代に置いていかれてる感が半端ないこの3年ぐらい

でした。

…と、ここまで書いてみて

この3年間の振り返りだけで文字数を使いすぎたな(笑)。
これ以上長くなると読む人がしんどいな。

ここから本編を書きだすと長くなりすぎるので、
本編は次回に続けることにします。

興味のあるかたはお楽しみに。

つづく

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