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#2 インフルエンサーマーケティングの事業内容、求めるエンジニア像について / 浅井健太

こんにちは!
管理人のなかじま(@kazuki_nakajima)です。

現在、インフルエンサーマーケティング事業部では新規プロダクトを開発するエンジニアを募集しています。

新規プロダクトを一緒に企画開発する浅井に協力して頂き、インフルエンサー業界の未来や想定しているサービスについてインタビューしました。自社プロダクト開発のパートナーとなる浅井について知っていただき、新規プロダクト開発エンジニアに興味を持っていただけたら嬉しいです。

浅井 プロフィール

浅井健太 / Kenta Asai
THECOO株式会社 インフエンサー事業部 セールスチーム所属。
クライアントから与件を聞きYouTuberやインスタグラマーを起用した広告施策、デジタルアド全般にわたる広告施策を企画・提案・ディレクションする仕事に従事。
株式会社リコー(RICOH)にて研究者として働いたのち、2017年10月にTHECOOへ入社。

1.浅井の経歴に関して

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ー今日はよろしくお願いいたします。まず初めに、前職での経験をお聞かせください。

浅井)
前職はRICOHの研究機関で、立体的なプリントが出来るような基礎研究をしていました。壁紙や絵画などの凸凹したものを綺麗に見せるような研究を大学院を卒業してから4年半ほどしていました。

ーハードウェアの基礎研究が中心だったのですか?

浅井)
ハードというか、基礎研究がメインですね。アカデミックに近いです。ビジネスから一歩離れて、10年後や20年後を見据えた研究をしていました。学会の研究発表などがKPIとして置かれていましたね。

ーなるほど。基礎研究をされていた健太さんがどうしてTHECOOに入社されたのですか?

浅井)
アカデミックは楽しかったのですが、もう少しビジネス寄りな事に挑戦したいと思い転職活動をしていました。初めての転職だったので、まずは大手人材会社にエージェントに登録をしました。登録した帰り道、当時GoogleからTHECOOに転職した顕作さんからご飯に誘われ、転職活動の話しをしたら「じゃあうちに来ればいいじゃん」と言われたので、そのまま入社を決めてしまいました(笑)

ー展開が早い(笑)顕作さんとはどんな関係なのですか?

浅井)
大学院時代の友人です。1つ上の学年の先輩で、出会いは大学のキャンパスでした。

ー学生時代からの友人なのですね。でも、「来なよ」って言われて入社を決めるのはすごいですね。

浅井)
あまりよく考えていなかったのもあるのですが、Googleで働いていた事に加え、人とは違う視点で物事を考えることが出来て、話しも面白い。人間的にも魅力がある人だったので、そんな人が誘ってくれるなら入社してみてもいいかなって思い入社を決めました。

ー入社後はどの様な業務をしていたのですか?

浅井)
ずっと営業をしていました。研究ばっかりやっていたので、「何が出来る?」といった質問に対して研究以外では答えられず。。なので、顕作さんが所属している営業部隊に配属となりました。

ーその頃のTHECOOの規模感は何人くらいだったのですか?

浅井)
30人くらいですかね。インフルエンサー事業は始まって1年くらいで、Faniconは立ち上がったばかりですね。

ー営業から始まったTHECOOでのキャリア。その流れでどうしてマーケティングに?

浅井)
営業所属だったのですが、ビジネス感覚がなく結果が出ない日々が続いていたことに焦りを感じ、誰も拾わない案件や顕作さんの仕事をかき集めていました。そんな中、作業効率化の話しやデータ分析の話しがぽつぽつと出てきて、プログラミングを過去経験したこともあったので、データアナリストみたいな形でクライアントと関わるようになりました。だんだんと仕事に慣れていくにつれて、上司である下川さんと「もっと大きいことできるよね」「こんなことしたいね」といった話しをする機会が増え、テクノロジーの力を活用して人依存からの業務脱却に挑戦するためにマーケティング部へ異動となりました。

ー人依存とは?会社としてってことですか、、?

浅井)
会社としてもですが、業界としてもですね。THECOOの魅力は「人」なんです。リピート率が高く、既存のクライアントからの信頼がとにかく凄い。担当者のきめ細やかな営業の結果、コネクションが太くなり、ビジネスとして成長しているのが個人の感覚だけじゃなく、数字としても出ています。ただ、新規顧客に対して「御社の強みを教えてください」「はい。THECOOの強みは人です」といった回答だと弱く、新規顧客の獲得には繋がらない。今は、営業に顧客がついているので、万が一営業が辞めてしまったらお客さんもいなくなってしまうかもしれない。だから、営業担当ではなくTHECOOに魅力を作る必要があると考えました。そうすれば、今までの強みである営業力にさらなら武器を持たせることが出来る。

2.インフルエンサー業界の可能性

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ー次にインフルエンサーマーケティングの業界や将来性について教えてください。

浅井)
インフルエンサーマーケティングですが、日本では毎年30%くらいの成長率で伸びています。美容やゲームといった特定業界では、業界スタンダードになり、大手はだいたい導入しています。また、大手だけじゃなく中小企業も手を出し始めています。ただ、世界基準と比べると日本はまだまだ。世界でみればインフルエンサーマーケティングを使うのは当たり前。アメリカや中国は特に伸びています。中国ではEコマースやライブコマースの独自プラットフォームが強く、普通に広告を打つよりもインフルエンサーマーケティングのが売れる。人に依存した広告が強いのが中国の特徴です。企業を信じるよりも「この人が言うなら買う」といった考え方が強い。

ー世界ではスタンダードなマーケティングなのですね。日本はどうなんですか?

浅井)
中国やアメリカ程ではないですね。ライブコマースはしていますが、中国ほどじゃないです。まぁ、中国が異常なんですけどね。アメリカもまだまだ中国ほどは出来ていないです。

ー日本だとターゲティング広告があまり歓迎されていないように感じるので、もっともっと伸びるように感じます。

浅井)
それはありますね。情報を残していくことが今後は難しくなるので、インフルエンサーマーケティングは伸びると思います。インフルエンサーを使ったマーケティング手法は大きく2つあります。

1.知名度を使った施策
2.ニッチなターゲットへの施策

1つ目は認知度を使った施策です。「この人が言うから」みたいな施策ですね。YouTuberのHIKAKINさんやヒカルさんをイメージして頂くとわかりやすいかと思います。
2つ目のニッチな層に向けてのターゲット施策だと、サバゲーがわかりやすいですね。サバゲー人口は少ないですが、コミュニティがある。その中の影響力がある方に発信してもらうことで一気に広がる。インフルエンサーマーケティングの強みの一つだと思います。

ーなるほど。私もメダカの育成の時は、メダカYouTuberの飼育参考にします。それも含めて、日本では伸びしろがあるってことですか?

浅井)
おっしゃる通り。伸びしろは全然あると思います。

3.募集の背景について

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ー次に、エンジニアを募集するに至った背景を教えてください。

浅井)
2年前くらいからTHECOOの武器がないとまずいと思っていました。THECOOの武器は営業力。ただ、その営業力が圧倒的に自分には欠けている。その中で輝くにはどうしたらいいかを必死で考えたら、武器を持つことが必要だと思うようになりました。営業力が強みなのは、THECOOじゃなく広告代理店全般で言われること。テクノロジーの力を使えば、もっと解決できることがあると感じていたので、作り始めようと思ったのが2年前です。

ーその時はエンジニアを採用して一緒に作ろうと思っていたのですか?

浅井)
いえ。最初は自分で作りました。以前は、インフルエンサーマーケティングを実施した後、再生動画数やコメントをチェックして、スクショを張り付けてクライアントに伝えていました。ただ、再生回数が3万回だったから「よかった!」「悪かった、、」という会話に意味を見出せず。それであれば見える化してしまえばいいと思うようになり、投稿動画やYouTubeチャンネルのAPIを使って再生回数をヒストグラム化したりしていました。1時間毎に再生回数を記録して、2週間後の推移がわかる様なツールですね。最初は自分用のレポートでしたが、周りのメンバーも一緒に使うようになり、見栄えをよくする為に同じチームのエンジニアである阿形さんに依頼をして見栄えを良くしてもらい、レポートツールとして作り上げました。

iCON Suite(アイコンスイート)とは違うのですか?

浅井)
違います。iCON Suiteを活用しても良かったのですが、プログラムの中身をいじることが出来ませんでした。Instagramのレポートもしたいと思っていたのですが、商用サービスであるiCON Suiteは触ることが出来なかったので、自分でレポート機能を作りました。その後、以前作ったレポートツールに導入しました。

ー自分で作ったのですね。凄い。もう十分なのではないですか?

浅井)
まだまだです。これでは強みにならない。出来ることがもっとあります。見える化は出来るようになったのですが、そこから次がない。マーケターが知りたいのは、「いくら売れるか」という事です。動画再生回数が見えるようになっただけでは強みにならないのです。効果測定や売り上げへ の影響力が可視化されないと本当の意味で強みにはならない。他社では取れていなかったデータが取れるようになっているのですが、THECOOのバリューとしてはまだ輝けていないです。
だからこそ、THECOOのバリューとなるよなプロダクトを作ってくれるエンジニアに入社して頂き、一緒に作ってほしいと思っています。

4.想定しているプロダクトに関して

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ーどんなプロダクトをイメージしているか教えてください。

浅井)
まだまだ足りないなといった点と、もっと魅力を出せるといった点の2軸あります。まだまだ足りない部分は、インサイトの部分です。再生回数の履歴やコメントを自動で引っ張ること、見映えをよくするのは出来るようになりました。ただ、「この人おすすめです」といった理由がまだ言えない。まだデータを人が見て判断しています。そこのレポート機能まで伝えられてこそ価値になると思っています。
次に、魅力の部分。THECOOにはFanicon事業部とインフルエンサー事業部が協力して作ったDBがあります。インフルエンサーをキャスティングする時のリストを見える化するために作りました。ある特定の人を基点として、その人のSNSアカウントを紐付けたDBは他ではなかなかないです。また、THECOOはFaniconというプラットフォームもあるのでSNS以外からも情報を取ることが出来ます。コアなファンの動きが分かるデータも持っているので、DBと上手く掛け合わせて何か出来ないかなって思っています。

ーDBはどのくらいの登録があるのですか?

浅井)
詳しい数字は公開出来ないのですが、インフルエンサーは感覚値では10万人くらいいるので、半分以上はカバーできるリストを持っています。これらのデータを活かすことで「この人がおすすめです」といった説明を根拠を持って伝えることが出来るようになる可能性があります。実現できればTHECOOオリジナルの強みになると思っています。頭の中にあった情報をきちんとしたロジックで提案が出来るようになれば、リード集めにも活かすことが出来るようになります。
・DBリスト
・Faniconが持っているコアなファンの行動データ
・インフルエンサー事業部の営業力
これらを繋げ、新たな価値提供が出来るプロダクトを作りたいと考えています。

ー健太さんが作るのは難しい、、?

浅井)
難しいですね。これ以上はもう難しいです。阿形さんも業務がいっぱいいっぱいです。僕だと技術力不足なので、一緒に作ってくれる方が欲しいです。

5.どんなエンジニアと働きたいのか

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ー最後にですが、どんなエンジニアと一緒に働きたいと思いますか?

浅井)
先ほど作りたいプロダクトを話しましたが、正直まだ明確に決まっているわけではありません。だからこそ、一緒にディスカッションしてくれる方と働きたいと思っています。抽象的な事に対して意見や提案をしてくれると嬉しいですね。

ー0→1の制作を「面白い!」と思ってもらえる方とかですか?

浅井)
そうですね。石橋を叩いて渡るタイプよりも「やってみようぜ!」と思える方。ここに面白いものがあるかもって思って走り切るパワーがある方が理想です。

ーなるほど。少し話しが変わるのですが、今までは阿形さんにどのような質問をしていたのですか?

浅井)
「こんな事考えているのだけどどう思いますか?この情報取れたら面白いと思っています」といった話から始まり、「それいいですね」となれば僕が仕様を考えて、それをベースにディスカッションしていました。最近だと、APIを使ってYouTubeのライブ配信データを引っ張ってきて、見える化が出来るようにしました。これも、阿形さんとディスカッションしながら1週間くらいで作りましたね。

ーどんなスキルを求めていますか?

浅井)
DBは触れる必要があると思っています。あとはバックエンド側の開発経験がある方。フロント側の経験もですね。ただ、凄い高いスキルが必要というよりかはDBを触れて、バックエンドとフロント両方触れるのが必須スキルだなと思っています。

ー健太さんが考えるこのポジションの面白さを教えてください。

浅井)
SNSは凄い勢いで発展しており、誰でもやる時代。mixiから始まり、TwitterやFacebook。最近はTikTok。どんどん発展していくSNSとマーケティングはもっとリンクしていくはずです。企業と個人の出会いの場になっていく。そこに効果的にアプローチ出来る会社は他にはないと思っています。他の企業も挑戦はしていますが、成功はまだしていない。開発されていない未知の領域で、様々なSNSに対して横断的にタッチできるプロダクトを作りたいと思っています。テクノロジーがまだまだ発掘されていない業界にメスを入れることが出来る。裁量を持って一緒にプロダクトを作ることが出来るのは面白いと思いますしやりがいあると思っています。

ー楽しそうですね!【「できっこない」に挑み続ける】というVisionを体現するプロダクトになりそうですね。

浅井)
そうですね。会社としても、新しいビジネスの創出が大事なので、その点に関してかなり期待されています。

ー私も楽しみです。長い時間、インタビューありがとうございました!

浅井)
こちらこそ。ありがとうございました。

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浅井のインタビューはいかがだったでしょうか。新規プロダクト開発のポジションですが、エンジニア募集中です。

・話しを聞いてみたい!
・興味があるのでもう少し詳しく、、
・プロダクトについてディスカッションしたい

等があれば、下記よりご応募くださいませ。

お待ちしております!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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