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コミュニティの力によって学びが最大化する。おてつたび代表・永岡里菜さんに聞いた、THE COACH ICPの魅力

今回お話を伺ったのはTHE COACH ICP受講生であり、『おてつたび』代表の永岡さん。

自身が大学時代に欲しかったサービスを形にしたという『おてつたび』は、旅行者が旅先の農家や漁業者、観光事業者などを手伝い報酬を得ながら日本各地を旅できるという、新たな旅の形として注目されています。

「旅から得た学びを最大化し、自分の人生の選択肢を広げてもらいたい」

現地の人と話したり、一緒に暮らしたり、仕事のお手伝いをしたり。自分が生きてきた生活圏やコミュニティにはなかった価値観に出会えることが、『おてつたび』ならではの旅の魅力です。

『おてつたび』の参加者にとって、旅の経験がより良いものになるようにとの願いを込めて、その糸口としてコーチングに関心を持ちはじめたという永岡さん。THE COACH ICP基礎コースを受講してみて、どんな気づきがあったのか聞いてみました。

永岡 里菜(ながおか りな)
株式会社おてつたび 代表取締役CEO。三重県尾鷲市(おわせし)出身。千葉大学卒業後、PR・プロモーションイベント企画制作会社勤務、農林水産省との和食推進事業の立ち上げを経て、独立。自分の出身地のような一見何もなさそうに見えてしまう地域に人がくる仕組みを創りたいと思い2018年7月株式会社おてつたびを創業。「誰かにとっての“特別な地域“を創出する」をミッションに、短期的・季節的な人手不足で困る地域の農家や旅館と、「色々な地域へ行きたい!」と思う若者が出会えるシェアリングサービス“おてつたび(お手伝い×旅)“を運営中。
X(旧Twitter):@rina_owase

「旅での学びを最大化してほしい」コーチングを学んだきっかけ


——まずは、コーチングを知ったきっかけを教えてください。

一つは、私たちが運営している『おてつたび』との相性がいいと思ったからです。旅を通じて多様な価値観に触れて、自分の人生の選択肢を広げてもらいたいという想いで、私たちは事業をスタートしました。『おてつたび』に参加することで単位が出る大学との連携が始まるなど、ありがたいことに多くの方に使っていただいています。

『おてつたび』を使っていただくからには、旅での気づきや学びを最大化してほしいと思っています。しかし、内省が得意な人はいいにしても、なかなか自分一人では振り返る機会が作れなかったり、自身の変容に気づくきっかけがないまま体験を終えてしまう方もいることがだんだんとわかってきました。

旅のあとにコーチングを受けられる制度があったり、ピアコーチングのような体験者同士の交流の場があれば、『おてつたび』での経験をより最大化できるのではないか。そう思って、まずは自分がコーチングを学んでみようと思いました。

農業のおてつたびを選んだ利用者さんの様子

——『おてつたび』を運営する「株式会社おてつたび」も採用強化中と聞きました。

スタートアップ企業として少人数の組織でありながらも着実な成長が必要な局面にあります。そんなフェーズにおいては特に、メンバーそれぞれが自分の意思を持って主体的にアクションしていくことが大切だと思っています。

一人ひとりの想いをしっかりと引き出した上で、意思決定できるリーダーであることを大学時代の頃から心がけてきたように思います。経営者の先輩からコーチングを受けるのを勧められたことも多かったので、リーダーとしての器を育むきっかけになったらいいなという期待もありました。

株式会社おてつたびのお仕事風景


言葉だけでは共通理解は得られない


——実際に基礎コースを受講してみていかがでしたか?

一番印象に残ったのは、比喩や身体感覚を使ったコミュニケーションです。例えば「悲しい」という言葉ひとつとったとしても、自分が思う「悲しい」と相手が思う「悲しい」は全然違った色や質感をしていることに気がつきました。これまでは、言葉だけで共通理解が得られるものだと思い込んでいたのだと思います。

その人の価値観を言葉だけで捉えるのではなく、感覚も使って理解しようとすること。コーチングというコミュニケーション手法を持っておくと、いつもの会話よりもグッと深いところで心のやり取りができるようになることを実感しました。

あとは、コミュニティの活気の良さには本当に驚かされましたね。講義中の発言やチャット、Slackでのやりとりもすごく活発で、同期の皆さんの姿勢や吸収力に刺激を受けました。

同じ講義を受けても受け取り方は人それぞれですし「そういう捉え方もたしかにあるなあ」と他の同期から多くのことを学びました。「コミュニティによって学びが最大化する」というのは、場づくりが上手なTHE COACH ICPならではの強みなのではないかと感じています。

——コーチングの学びを今後どんなふうに活かしていきたいですか?

正直にお伝えすると、現状はまだまだ試行錯誤中ですね...。1on1など生かせる場面はあるのですが、チームを引っ張るリーダーとしてコーチングとティーチングのバランスを取るのがとても難しいなと感じています。チームメンバーそれぞれの想いや考えを大切しつつも、会社全体としてメンバー全員が同じビジョンに向けるような環境をつくる必要もある。そこのバランスが大事だなと思います。

そう考えると、メンバーの意見を聴くことももちろん大切ですが、それ以上に一人ひとりと信頼関係を築いておくことのほうが大切なのかもしれません。どんな話をするかよりも、日々の対話によって信頼し合えるパートナーシップを築くこと。まだまだ模索中ではありますが、みんなが生き生きと働ける組織を目指していきたいです。


自然と学びが深まるコミュニティの力


——THE COACH ICPをどんな人に勧めたいですか?

組織のリーダーだけではなくて、友達同士や同僚同士で悩みを聞き合ったりする際にもコーチングの考え方はすごく役に立つと思います。コーチングマインドを持って話を聞いてくれる人が身近にいたら、もっと生きやすい世の中になるんじゃないかな、と。

「良かれと思ってしたアドバイスによって相手を傷つけてしまう」なんて話はよくありますよね。悪気はなくても相手にとっては、価値観を押し付けられたという感触だけが残ってしまう。すると、その人は「もう人に相談するのはやめよう」と塞ぎ込んでしまうかもしれません。

ただでさえ選択肢が多様化しロールモデルを見つけるのが大変な時代ですから、フラットに話を聞いてくれて、さらに「自分らしさ」を引き出してくれる人がそばにいてくれることは、これからの時代を生きていく上でとても心強いことですよね。

——受講を検討している方にメッセージをお願いします。

先ほどもお伝えしたように、THE COACH ICPのコミュニティはとても活発です。だから、一度飛び込んでしまえば、コミュニティの力で自然と学びが深まっていくと思います。

最初の一歩は勇気がいるかもしれないけど、入ってしまえばコミュニティの力に身を委ねてしまって大丈夫です。ぜひ多くの人にチャレンジしてみてもらいたいなと思っています。

執筆:佐藤伶

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