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買わずに服を選び着る「楽しさ」#4

≪仙台で1年間、服シェア屋さんをした話≫
第4回

こんにちは。
服シェアのお店「THECLO」
を運営するフジナミと申します。
服シェアのお店を始めて1年が経ちました。

ここではこの1年での
感じた事や体験の話をしたいと思います。
最後まで読んでくれたら嬉しいです。

THECLO(ザクロ)についてはコチラ


前回(第3回)はこちら ↓
≪仙台で1年間、服シェアのお店をした話≫ 

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(お店の様子)

第4回は、

買わない前提で服を選んで着る楽しさ

というシェア特有の体験について話します。


私たちは「着たい服」を買えない。

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最初に話したいのは、
ひとは服を買う時

「着てみたい服」ではなく「汎用性の高い服」を選ぶ

ということです。
よく、「家に似た服しかない。」という話がありますよね。私たちは、お店やECサイトで服を見ながら「この服が可愛い。」「少し派手な色だけどグッとくる。」といった感じで服の購入を検討します。場合によっては、サイト上のカートにとりあえず入れる事もあるでしょう。

しかし、
いざ買うとなる

「私これ、どこに着ていくんだろ。」
「実際あまり着ないと思う。」
「今回は、無難な色・形にしよう。」

と無駄遣いセンサーが汎用性の低い服を排除します。

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考えてみると、
私たちには、「好きな服を着る」機会があまりありません。人は普段、意識せずに今日会う相手や目的・場所に合わせて着る服を想像しコーデをイメージし、オシャレ上級者はそこに自分の個性を足して服を決めています。(オシャレな方ほどTPOを外しません。)


そのため私たちは

自分の好みの服より、個性の少ない汎用性の高い服の方が実用的

だと潜在的に知っていて、
どれだけ可愛いと思った服でも、日常的に着る機会の少ない服や、印象の強すぎる服などにお金を出すことを自然と敬遠してしまうのです。

結果、
クローゼットには似たような服プチプラ服が増えていくわけです。
それでも、自分が好きな服を着るとテンションが上がるのは説明不要だと思います。


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「挑戦する服」もなかなか買えない

「着たい服」と同様の理由で「挑戦的な服」躊躇してしまいがちです。そんな中数年前に話題になったのが、「エアークローゼット」「メチャカリ」といったファッションレンタルサービスです。買わずに「着たい服」「挑戦したい服」を着ることができる。私たちの悩みに寄り添う画期的なサービスの誕生だったと思います。ただ

「正直、ちょっと高い。」
「だったらレンタルせず買う。」

と思ったのは私だけじゃないはずです。
お金に多少の余裕があれば爆発的に利用されたのでしょうが、日本はお金に余裕がある人ばかりではありません。(実際レンタルサービスのターゲットは、働く女性だったりします。)しかし、レンタルサービスはどうしても服の販売に比べてコストが掛かってしまうサービスなのです。服の保管・管理、郵送、返送、クリーニング、カスタマーサポート等、これらは売買では発生しないコストです。こちらはシェアとはいえTHECLO(ザクロ)も例外ではありません。

じゃあ、やっぱり買えばいいじゃないか

こんな意見もあると思いますが、
服を安く生産するために、アパレル産業はいま深刻な構造上の問題を抱えています。とはいえ、「欲しいものを買っているだけ。」「それは企業の責任。」と言う人がいたとして、私はその人に反論はできないと思っています。なぜならその人も、自分と自分の家族の生活のために言っているだけだからです。環境問題なんて正論の入る余地はありません。

結局私たちが言えるのは、色々な意見全部を承知の上で「これなら、使いたいよ。」と、1人でも多くの方に思ってもらえるようTHECLO(ザクロ)を作り続けている。という事だけです。

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THECLOでの服選び(体験談)

ここからは、
それではTHECLOでは、今どんな服選び体験ができるのか、私自身の体験談交えて話していきたいと思います。
まずこちらの写真をご覧ください。

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昨日の私のがっつり私服です。
こういう系の色が好きです。
本当に良く着ています。
ですが最近、

「ちょっと物足りないな」
「なんかコーデに変化が欲しいな」

と思っていたので、
早速このコーデに合いそうな
アイテムをお店で探してみました。

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見つけたのがこちら。
LACOSTEの薄手のセーター(黒)です。
全体写真がこちら

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個人的に凄くしっくりきました。
そしてそのまま借りました
(いつもこんな感じです。)

でも私は、
LACOSTEってふだん買わない、というかお店に行ったことすらないんですよね。感覚的に私の親世代の服だろうと思っているので。でも着てみると、絶妙な味を出してくれました。まさに服シェアならではの体験です。この体験をぜひ皆さんにもTHECLOでして欲しいと切に思っています。

以前も書いたかもしれませんが
THECLOの借り放題プランという言葉は、できれば焼肉食べ放題みたいに、食っただけ得をする、みたいには考えないでもらいたいのです。

「困ったときいつでも来ていいよ」

こんなニュアンスでTHECLOのサービス価値を感じてもらえると嬉しいです。その期待には120%でお答えします

(最後に補足:この帽子もありだと思いました。)

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ここまで読んでくださった
皆さんにお願いがあります。


THECLOは、
服シェアを知ってもらう為、
赤字覚悟で、1年間走ってきました。
少しずつサービスも知ってもらえるようになりました。
ですがまだ、ユーザーは少なく、資金も遂に底をつきます。
かなり危機的状況です。
この現状を本当に悔しく思っています。

皆さんにお願いがあります。
1年だけ、THECLOを使ってもらえないでしょうか?
お友達にTHECLOの話を、シェアしていただけないでしょうか?

WEBサイト:https://www.theclo.biz/
問い合わせ:info@theclo.jp
(WEBページには来店予約ページもあります。)


お店では店員がサービスの説明から服を選ぶところまで1から対応させていただきます。1度来て、もし必要ないと感じる場合があってもそれは仕方がありません。まずは、THECLOに触れて頂きたいのです。


THECLOは間違いなく、使う人が増えるほど楽しくなっていきます。
皆さんにTHECLOを利用してもらえること心からお待ちしております。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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