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「投資」は難しいTHECLO#14

こんにちは。
服シェアのお店「THECLO」
を運営するフジナミと申します。
服シェアのお店をやってきた1年を通して
感じた事や体験の話をしています。


≪仙台で1年間、服シェア屋さんをした話≫
第14回


今回は、

現状THECLOが、投資を受けにくい。
まずユーザーに使ってもらう必要がある。

という事についてお話しします。


そもそも投資とは

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そもそも投資とは、

将来的に資本を増加させるために、現在の資本を投じる活動
(ウィキペディア引用)

であり、
お金を持っている人が、ただ頑張っている人や、社会のためになるサービスをつくっている人を助けるためにお金をあげる慈善行為ではありません。もちろん例外もありますが、基本的にはこれから儲ける企業に投資をします。

そして、
THECLO(服シェアサービス)は、どれだけ世の中に必要だったとしても、儲からない印象を与えてしまう要因を複数抱えています。(というか、稼ぐために最初は避けるべき要素があります。)

➀固定費が掛かる

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パソコン1台で起業できる時代において、この点はかなり重要です。なぜなら、パソコン1台で、しかも自宅で始められるサービスであれば、固定費ほぼ0円で事業ができるからです。つまり倒産がほぼありません。これは投資をする側からしてとても大きい問題です。それに比べ、店舗ありきのサービスは家賃に加え、お店を運営する人件費が固定費として発生します。

➁単価が低い

11月チラシ裏

ファストファッションの台頭を受けて、服自体の単価が下がる中、シェアやレンタルの単価は笑っちゃうほど低いです。何度も言いますが、儲けたいならやりません。また、単価が低いと言うことは、より多くの人を集めなければいけないという事になります。集客は水物で流行りも廃りもあり、ビジネスに置いての永遠の課題です。よってオンラインサービスならまだしも、オフラインで単価が低いサービスは当然悪い印象があります。

③前例がない

11月チラシ表

これは、ぶっちゃけ➀➁の理由に比べたら全然可愛い理由です。投資家になる方の多くは新しい事業への抵抗は少なく、事業に一定の納得感があり、実際に使う人がいればあまり嫌な顔はされません。ただ、服のシェアは、誰でも思いつくアイデアゆえに、話をさせていただくときの初期の印象は大体悪いのが悲しい所です。

このように
もちろん一概ではありませんが、➀➁③のような理由でTHECLOは投資受けがあまり良いビジネスではありません。(単純な私の力不足はもちろんあります。)

それでもお店を持つ理由

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固定費を、
掛けないやり方はもちろん間違っていませんし、その選択肢も当然考えています。ただ便利なサービスが増える世の中では、急速に人と関わる機会が減っています。むしろ人と関わる煩わしさが浮き彫りになり、避けるようにすらなっています。それがとてもまずいことに感じています。だから私は、固定費を払ってでも、誰でも気兼ねなく来れる、そんな地域の共有クローゼットをつくり、その場所を成長させながら事業を継続したいそうすべきだと信じています。

また、
パソコン1台で始められるビジネスはたしかに魅力的ですが、必ずしも正しいとは思いません。人件費が掛かると言うことは雇用を生むと言うことです。雇用なく稼げるビジネスばかりでは、格差は広がるばかりです。むしろ、コスパが悪いサービスが世の中を支えています。ビジネス目線は重々承知してますが、人件費が掛かるサービスって実はそれだけでも魅力的なんじゃないかと思ってもいます。(従業員が生活できないのであれば、最悪ですが。)



もし、
服シェアをやってみたいという気持ちが湧いてくれたら嬉しいです。いまTHECLOでは、来店予約することで無料でコーディネート提案をさせていただきます。(WEBサイトから予約が可能。)是非お店でお待ちしております。質問や感想も大歓迎です。本日もご購読ありがとうございました。


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