せどりとは?その種類とメリット・デメリットから副業で成功する方法までを詳しく解説します!
「せどり」が広く知れ渡ったのは15年以上前になります。
当時、ブックオフの100~500円コーナーでレア本など相場より安く売られている書籍や雑誌を仕入れ、アマゾンなどで販売する副業のノウハウが流行したことによります。
それ以来、仕入と販売先を変えることにより発生する差益を取ることを、一般的に「せどり」
と言いわれるようになりました。
最近では「転売」と呼ばれることが多く、対象商品も家電、おもちゃ、ゲーム、CD、DVD、カー用品、オフィス用品、楽器などあらゆるジャンルわたります。
せどり方法もこの10年程の間に、スマホやタブレットの普及や、Amazon、楽天市場、Yahoo、メルカリ、eBayといったECサイトの進化により大きく変わりました。
店舗で商品を仕入れネットで販売する形も残っていますが、ECサイト間の相場の違いを利用して差益を取る方法が主流になりつつあります。そして、それらは総じて「電脳せどり」と呼ばれています。
現在、せどりは、国内転売、輸出転売、輸入転売の3つの種類に大別することができますが、どの転売でも基本は安く仕入れて高く売ることになります。
せどりにおける新品と中古品の違い
世の中の動きは政府の「働き方改革」の指導もあり、副業解禁時代へと流れつつあります。それが新型コロナの蔓延により、収入減に追い込まれた人達の間で一気に加速された。
副業にも、株やFXといった投資から、アフィリエイト、WebデザイナーやUber Eatsなどの配達業と種類は様々です。
その中でも「せどり」は特別な技術を必要とせず、初心者でも簡単に取り組めるところから、脚光を浴び、転売や物販という言葉で親しまれています。
前述の通り、せどりは国内転売、輸出転売、輸入転売の3つの種類に大別できますが、その中で「新品せどり」と「中古品せどり」に分かれますので、それぞれの特徴を見てみましょう。
新品せどり
新品せどりは、言葉通り新品の商品を仕入れてECサイトで販売する方法です。
新品は商品の状態を気にすることなく販売できるので比較的簡単に転売できますが、競合が多く値崩れしやすい傾向があり、薄利多売が一般的です。
せどりで大きな利益を狙うために、「数量限定品」や「期間限定品」、「地域限定品」といったプレミアム商品を取り扱う方法があります。
人気ブランド商品や、フィギュア、ゲーム機や人気ゲームソフト、トレーディングカードなどが中心で、自分が興味ある分野であれば取り組みやすいでしょう。
その場合、限定商品が発売される情報を絶えずチェックし、ネット予約をしたり、発売日に開店前から店舗に並んで購入する努力が必要となります。
中古品せどり
中古品せどりは、リサイクルショップやECサイトで中古品を仕入れて転売する方法が一般的です。
中古品に同じ状態の商品はないので、競合が少ないというメリットがあり、目利き力があればマニア系商品で大きな利益を稼ぐことができます。
その一方で、仕入れた商品のメンテナンスや綺麗に写真を撮り、商品コンディションも詳細に説明する必要があるなど、新品せどりに比べて手間がかかります。
「国内転売」「輸出転売」「輸入転売」それぞれの特徴
ここでは、副業として定着したせどりにおける国内転売、輸出転売、輸入転売の3つの種類の特徴を見ていくことで、せどりの知識を深めていきましょう。
国内転売の特徴
国内で商品を仕入れ、国内で販売する物販を国内転売と言います。
卸や量販店、中古ショップなどから仕入れてECサイトで販売する方法と、ECサイトの相場の違いを利用して稼ぐ方法があります。
国内転売で大きな利益を得る方法は、薄利多売や人気の限定商品やレアな中古品を扱う方法があり、各自に合った方法を選ぶといいでしょう。
国内で完結するので、仕入や販売が比較的簡単にできるメリットがありますが、それだけに競合が多いというデメリットもあり、継続的に利益を出す工夫が必要となります。
輸出転売の特徴
国内の商品を海外へ販売する物販を輸出転売と言います。
仕入先は量販店やリサイクルショップ、各種店舗、国内ECサイトなど多岐にわたりますが、販売先として利用するのはAmazon.USAやeBayなどの海外のECサイトが中心となります。
海外で人気のある日本独自の商品を扱うことで大きな利益を得られやすく、特にカメラ、時計、楽器、釣り具、アニメグッズやトレーディングカードなどの方品が人気です。
日本では当たり前の商品でも、商品によっては海外では高く売れる傾向があり、国内転売に比べて利益を出しやすいメリットがあります。
ただし、海外向け販売なため面倒な手続きや、独自のトラブル、ある程度の語学力が必要などのデメリットがあり注意が必要です。
輸入転売の特徴
海外の商品を仕入れて日本で販売する物販を輸入転売と言い、仕入先としては、アメリカ、ヨーロッパ、中国などが一般的です。
近年では、特に中国輸入がその収益性が高さから人気が高まり、副業として取り組む会社員や主婦の方も増えています。
中国輸入では、アリババ・グループなどのECサイトや広州・杭州、儀烏などの卸売市場から商品を仕入れ、Amazon、メルカリ、ヤフオクなどのECサイトで販売するのが一般的です。
扱う商品はノンブランド商品が殆どで、カテゴリーはアパレル、靴、鞄、日用品、カーパーツ、バイク用品など多岐にわたります。
せどりのメリット
せどりには下記のようなメリットがあり、会社員や主婦のかたのサイドビジネスとして最適です。
初心者でも簡単に取り組める
せどりは商品を安く仕入れて高く売る作業ですので特別な知識やスキルを必要とせず、初期投資も自分の事情に合わせて始めればいいので、初心者の方でも比較的簡単に取り組むことができます。
仕入先や出品先も、ECサイトを利用することで手間や時間がかからず、仕事を持っている人でも副業として空いた時間を活用して転売することが可能です。
リスクが低く稼ぎやすい
せどりでは事前にリサーチを行うことで、利益が見込める商品のみを市場の需要に合わせて転売するので、赤字に陥ったり在庫をかかえてしまうリスクが殆どありません。
また、商品を一から企画販売するわけではないので、結果が出るのが早く即金性に優れたビジネスと言えます。
せどりのデメリット
せどりにはメリットだけではなくデメリットもあるので、両面を知った上で取り組む判断をしても遅くありません。
ライバルが多い
誰でも簡単に取り組めて利益を出しやすいビジネスモデルは、裏を返せばライバルが多いことになり、狙った商品カテゴリーによっては飽和して収益を上げにくくなることもあります。
商品保管場所の確保が必要
せどりで売り上げを伸ばしていくためには、多くの商品を取り扱うことが必要です。その場合、在庫を保管するスペースが必要となり、物量が増えると外部倉庫を借りるなどのコストが必要となります。
梱包・発送作業の手間がかかる
商品の販売には、注文が入ったあとに、購入者とのやり取りから始まり、梱包して発送する手間がかかります。梱包材にしても、あらかじめ一定量を確保しておき絶やすことができません。
そういった発送にまつわる作業は外注化することも可能ですので、ビジネスが波に乗った時点で検討するといいでえしょう。
せどりで成功する方法とは
せどりは、メリット・デメリットで触れたように、誰もが簡単に始めることができるビジネスなので、成功のためには差別化や参入する分野・方法などに工夫が必要です。
トレンド商品を扱う
せどりで利益が上がるのは、やはりトレンドを把握し誰がどんな商品を求めているかを知ることです。TV放送やSNSで話題となる商品は、急に需要が高まって価格が高騰することもあるので、絶えずアンテナを張り巡らせておくことが大切です。
地域性や限定性を生かす
これは特に輸出転売に言えることですが、例えばカメラのように世界市場の8割のシェアを日本製カメラが占めていると言われ、世界中のカメラファンの間で中古品から新品まで人気が高く大きな需要があります。
アニメグッズや釣り道具、ギターやトレーディングカードにも同様の傾向が見られます。
そういったジャンルは参入者も多いですが需要も大きいため、比較的稼ぎやすい分野と言えるでしょう。
国内転売でも、自分の居住地域でしか手に入りにくきものや全国的に出回る数の少ない限定品を扱うことで、大きな利益に結び付けることが可能です。
利益率の高い商品を扱う
これは特に中国輸入において言えることですが、人件費や物価における国家間の差を生かして安く商品を仕入て高く販売することで可能になります。
日本全国に展開されている百円均一ショップなどの商品は、まさに中国から輸入された商品が殆どであり、大規模せどりともいえるでしょう。
特に最近の中国製品はクオリティの面でも高くなってきているので、ノーブランド商品を自社ブランドとして販売するせどりの進化系も増えており、今後も発展が期待されます。
まとめ
今回は、せどりにフォーカスして物販の現状を解説しました。
せどりにも様々な種類と特徴があり、初心者でも副業として比較的取り組みやすい分野であることがわかって頂けたと思います。
物販の中でも中国輸入は高い利益率を狙えるビジネスですので、まずはアリババといったECサイトから仕入て、Amazonやメルカリで販売してみるところからスタートするのもいいでしょう。
弊社では中国輸入に関する様々な代行業務を小口から提供しておりますので、興味のあるかたは是非、ご相談ください。
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