見出し画像

Gallery OUT of PLACE TOKIOで開催中!赤井正人 個展「うつせのほ」がArtStickerに加わりました。

開催概要

赤井正人は今まで平面絵画を中心に制作・発表を続けて来ましたが、今回の個展では大小様々な黒い木彫作品を発表します。
赤井は、一旦彫り上げた木彫を大胆にも燃やし、作品表面を黒く炭化させ、その後さらに彫刻を施し、あるいは石を埋め込み、研磨を繰り返し完成させていきます。
のっそりと佇む黒い像は、あたかも深い吉野の山中に潜むと言われる鬼神や、獣道を徘徊する修験僧たちの姿を彷彿とさせます。
この機に赤井の彫刻群を是非ご高覧ください。

画像1

画像2

展示風景

ステートメント

うつせのほ
私が生まれ今も生活している土地、紀伊山地には長い歴史や独自の文化、アニミズム的な民間信仰があります。
祖父から聞かされた昔話や民話。日々移ろう山の自然、気候、景色。修験者の祈祷が山にこだまし、護摩焚きの煤で燻された山中の洞窟が幼い頃の遊び場でした。
そんな記憶の風景が私の作品制作に大きく繋がっています。

これまで私は主に絵画を制作してきたのですが、紀伊の山々のうごめきをより強く表現するにはどうしたら良いかと考え、ここ数年は身近にある素材「木」を用いて大型の作品を制作するようになりました。
自然にある素材と対峙するうちに、絵を描く中で着想を得たイメージを立体造形に変えてみてはどうかと考えたのです。

さらに今回独自の黒を表現するために、思い切って火を使ってみることにしました。
火は人間にとって大切な陽のエネルギーであり、かつ負のエネルギーでもあります。
木を彫り着彩し、燃やし、削り、また彫るといった工程を繰り返し、対話を重ねて山のうごめきを表現していきたいと思っています。
自然に身を任せることによって、物質が持つ内なる力、ものの本質を引き出せるのではないかと感じています。

文:赤井正人 2020年11月

画像3

画像4

展示風景

作家プロフィール

赤井正人 / Masato AKAI

1981 奈良県吉野郡天川村生まれ
2003 奈良芸術短期大学専攻科修了

個展
2017 ことよのほら Gallery OUT of PLACE / 奈良、つかもりのめ 画廊飛鳥 / 奈良
2006 内なる者の眼 喜多美術館 / 奈良
2005 レスポワール展 銀座スルガ台画廊 / 東京

グループ展
2020 やまんどのこえ 天川村立資料館 / 奈良
2019 リンクする風景 奈良県立美術館ギャラリー / 奈良、晨昏展 Gallery OUT of PLACE / 奈良
2018 3331 ART FAiR 3331アーツ千代田 / 東京
2016 奈良・町家の芸術祭はならぁと 旧米谷家住宅 / 奈良
2016 輪輪展 ギャラリー勇斎 / 奈良
2011 風の会 ’14 ’18 雪梁舎美術館 / 新潟
2008 雪梁舎フィレンツェ賞展 / 新潟

基本情報

会期: 2020年 12月11日(金)– 2021年 1月17日(日)
会場: Gallery OUT of PLACE TOKIO
住所: 東京都千代田区外神田6丁目11-14 3331 Arts Chiyoda #207
開館時間: 12:00 - 19:00(木 - 日曜日)
観覧料: 無料
休館日: 月・火・水曜日
URL: http://www.outofplace.jp/tokio/

ArtStickerのダウンロードはこちらから
▶︎iOS版:App Store
▶︎Android版:Google Play

ArtStickerは、アーティストへ「好き」の気持ちを直接おくれるプラットフォームです。
コーヒー1杯分のお金からはじまる、アーティストとのつながり。
小さな「好き」の気持ちが連鎖して、アートの世界が広がっていきます。
ArtStickerで、今までにないアート体験を!

Please follow us!
Twitter | Facebook | Instagram



TCMは「世の中の体温をあげる」という想いをかかげ、「Soup Stock Tokyo」等を手がけてきた遠山が構想する「新たなアート体験」に、PARTYが得意とする「デジタルでの体験設計」を融合させ、アートと個人の関係をテクノロジーで変革させ、新たな価値の提示を目指しています。