“アートの広がりを、デジタル技術を通して支えたい” エンジニアが今、考えていること
~崎山 圭(さきやま けい)プロフィール~
大阪府立大学大学院博士後期課程で画像処理を専攻、博士課程修了後、楽天株式会社にて楽天写真館サービスのiOS、サーバーサイドの開発に関わる。そこから幾度か転職をして、.Net frameworkを用いた電機メーカーの基盤検査システムのアルゴリズムの研究開発、個人でのiOSアプリのリリース、ベンチャー企業にてiOSのカメラを用いた画像認識システムの開発、大規模webサービスのiOSとサーバーサイドの開発、自撮りSNSアプリや女性向けQAアプリの開発など、webに限らず様々なシステム開発を経験。現在は株式会社The Chain Museumにて、iOSアプリの開発を担当。妻とペットのモルモット4匹と暮らしており、PIXARなど3Dアニメ映画が好きで家でよく見ている。学生時代にはバスケットボール、柔道、吹奏楽部と色々経験しており、社会に出てからも自転車やカメラ、楽器を買ったり色々したがどれもすぐ飽きるので上達はしていない。ビデオゲームも好きで、最近はポケモンばかりしており、ポケモンカードも買い出した。
ーThe Chain Museumに入社される前は、何をされていたのですか?
大阪府立大学の画像処理専攻で博士号を取得して、28歳から社会人として働き始めました。
卒業年にiPhone3GSが出て、流行りだしたことがきっかけで、スマホアプリが作りたくなったのがiOSエンジニアになったきっかけですね。
今の会社に入る前は、数社を経験したのちに自撮りSNSアプリの開発をしている会社にいて、主に画像認識してスタンプを貼ったり、美肌処理をさせたり目を大きくしたりというアルゴリズムの開発から、アプリの実装までを行っていました。
けれど、SNOWが日本にきたときに黒船の来襲というか、画像認識や美肌補正とかは中国・韓国が世界中を見ても10~20年ぐらい先をいっているので、やむなく撤退を余儀なくされてしまったんです。
そのあとは、人事異動によりウェブサービス開発を引き継ぐことになったのですがやはり、iOSアプリを開発したいという気持ちが大きくなってきて、モヤモヤしていたところである日、The Chain MuseumからTwitterのDM経由でご連絡をいただいたんです。
ーThe Chain Museumのどこに魅力を感じてくださったのでしょうか?
働き方や制度、現状のメンバーのインタビューも読んでみて、自分のやりたいこととも、一緒に働きたいメンバーがいるという環境もマッチしていたので運命だと思って、迷わずジョインを決めました。
僕はとにかくコードを書くことが好きなのですが、デジタル技術のプログラムを書いていても、結局アートや音楽などのコンテンツが世の中になかったら意味がないものなので、そういったコンテンツをプログラミングを通して支えることが出来るサービスであるということも決め手の一つでした。
The Chain Museumは、代表の遠山含め、アートのプロたちが集まっています。なのでコンテンツの質が高く、そこの保証があったんですね。せっかくプログラムを書いているのであれば、より良い情報を世の中に送り出して行きたいという気持ちがあるので、そういった部分に関してもフィットしていたかなと思います。
-今後の展望などはありますか?
夫婦ふたり暮らしで妻は身体が弱く、アクティビティで遊ぶタイプではないので、街を散歩したりキャラクターもののカフェに行ったり、動物園や美術館へ行ったりと静かに暮らしていることが多いです。
日常的に妻が「ArtSticker」を立ち上げて、「週末はこの個展に行ってみたい」と言ってきてくれるようになったら嬉しいなと。
そのためにはもっと個展や作品の数が増えて、それこそ毎日通知がくるように、様々なアーティストさんに登録してもらえるような、素敵なプロダクトにしたいですね。
それと、アート作品は制作物の期間が長いので、コンテンツの切り替わりが他のものと比べるとどうしても遅くなってしまうのが課題の一つだと思っていて。それを踏まえた上で、どうコンテンツとしてアプリ上で表現したら、ユーザーさんがもっと楽しんでくれるのか、みたいなところも今後、考えて行きたいと思います。
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TCMは「世の中の体温をあげる」という想いをかかげ、「Soup Stock Tokyo」等を手がけてきた遠山が構想する「新たなアート体験」に、PARTYが得意とする「デジタルでの体験設計」を融合させ、アートと個人の関係をテクノロジーで変革させ、新たな価値の提示を目指しています。