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親の喧嘩に晒される子供(無料)

6ヶ月の小さな子供でさえも、親同士の口論や喧嘩の前にさらされると、精神的にネガティブな影響を受けると言われています。

さらに、一般的には十分大人であろうと思われる19歳の子供でさえも、親の口論や喧嘩を目の当たりにすると、その後の人生にネガティブな影響を与えるとも言われています。

親同士のいざこざや争いは子供の安全感を脅かします。また喧嘩が起きているその時間だけではなく、親同士が引きずる、お互いを無視する時間もそのうちに入ってきます。

親同士であるならば、三日間お互いを無視し続けても、大した問題ではないと感じるかもしれません。

しかし、子供にとっては大きな問題であり、子供は親同士がお互いに無視をしている時間がいつまで続くのだろうと不安に感じます。

小さな子供の頃はただ怯えるだけかもしれませんが、ある程度歳をとり思春期を越す頃になってくると、怒りのような態度や表情を親に見せ始めるかもしれません。さらに、親とは口をきかなくなることも出てくるでしょう。

想像がつくかもしれませんが、親同士が喧嘩をした後は、しばらくの間、親はそれを引きずります。その状態で子供に接してしまうと、自然とネガティブな感情を子供に見るようになってしまいます。

小さな子供は特にそれを感じ取っています。

また、子供がいつからか、例えばお腹を頻繁に下すようになってしまうことがあります。可能性の1つとして、それは親同士の怒りに満ちた環境に、子供が身を置き続けていることで起きているとも考えられます。

それは、親子間では特に争いなどがなかったとしても起こりうることです。

ですから、子供との関係は良好なのに、子供が身体の不調を、理由がわからず訴えているというケースがあります。


また、研究でこのようなことがありました。

幼稚園の頃に親が頻繁に喧嘩をしていた子供が15歳、16歳位になる頃に出てきた症状についてです。

幼稚園の頃に親の喧嘩を経験してきた子供は、鬱、不安、行動問題などを起こす確率が多いと言うことでした。

他人に対して攻撃的になったりします。

さらに、認知的なパフォーマンスの低下も現れてくるということです。感情のコントロールができなかったり、注意力の低下が起きたりするということです。

加えて、学校の成績も落ちることがわかりました。


具体例として、親同士で起こる喧嘩の原因は、経済的なもの、お金に関するものがあると思います。

例えば、習い事や塾の費用について親が喧嘩をしていたとします。そして、その喧嘩の会話を子供が聞いていて、"喧嘩をするなら僕は習い事に行きたくないよ"と言ってきたとします。

もし、そこで親が子供を突き放すような一言を言ってしまったとすると状態はさらに悪化してしまいます。

例えば、”子供はお金の話に口を出すな”とか、”あなたのために話してるんだから邪魔をしないで”などです。

子供は関係を修復しようようと試みているのです。

突き放してしまったとするならば、その後に子供に待ち受けているのは、先ほど述べたような精神的な不安定さです。


で、どうすればいいの?

- 子供の成績が落ちたことを、子供の努力不足と思い込んでいませんか。もし、親同士が喧嘩をしているところを子供に見せていたと言うのであれば、もしかしたらそれが原因の1つになっている可能性があります。もし自分が今、親だとしたら、一度振り返ってみるのも良いのではないでしょうか。


- もし子供の目の前で喧嘩をしてしまった、もしくは子供が壁の向こうからその喧嘩を聞いていたと分かった場合は、子供に説明をしてあげる事を心がけましょう。子供にとって家族の不安が続くこと、家族が崩壊することが何よりも不安になります。喧嘩は一時的なものであって問題は無いよ、と伝えてあげましょう。それは18歳になった子供であってもです。子供が大きくなってくると、親からは声がかけられないような雰囲気になることがあります。例えば親のプライドなどでしょうか。そのプライドは一度置いて、子供と話をするように心がけてみましょう。


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