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【読書×体験】「勉強が面白くなる瞬間」×簿記の勉強

この本、高校生の時に欲しかったなぁ…

あの、勉強を諦めてしまった18歳の私に今会ったら、何も言わずにこの本を渡したい。たぶん、怖がって受け取ってもらえないけど。

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私は、11月から、簿記の勉強を始めました。

明確な目的のない、勉強の旅です。
旅にはお供があった方がいいなと思って、並行して読んだのが、この本です。

内容は
・勉強しない人のあるある
・今勉強することがいかに大切なことか
・受験勉強がもたらしてくれるもの
・勉強の心構え
・まだ間に合う!君ならできる!!

を全編通して熱き文章で、読み手を励ましてくれます。

勉強中は、いろんなことにぶち当たります。
自分の不甲斐なさだったり、分からないことへのイライラだったり、自分の嫌いな部分と真っ向から対峙することがとても多いです。

これは、勉強初心者の私には厳しいものです。
勉強中に、自分の嫌いなところが顔を出しそうになると、目をつむりたくなります。

著者パクさんは、全く勉強していないところからスタートし、自ら奮起し、立て直し、猛然と勉強し始めるのです。

その姿を、自分と重ねてみたり、勉強をやっていく中でぶつかる壁について「私だけじゃないんだ」と思わせてくれたり、勇気づけられました。

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この本に中で、好きなところのひとつが、
勉強は「人生に必要な『徳目』を積み上げる」ことだと言っているところです。

「こんなこと勉強して一体何になるんだ、こんなの意味がない」

なんて思ったことありませんか?私はあります、やりたくなかったから。
その答えがここには書いてありました。

勉強を決心する瞬間、「熱意」と「チャレンジ精神」が湧き起こり、自分の勉強の主人になった気分で進めていくと「積極性」「責任感」「推進力」が生まれます。勉強から逃げようとする自分を引き留めると、「自己説得能力」「自制心」「自己理解」「省察力」が向上しー

パク・ソンヒョク著 吉川南訳
「勉強が面白くなる瞬間」P89

その後も、勉強で培われる「徳目」がずらーっと並びます。
勉強という、たったひとつのことだけで、こんなにたくさんの能力を列挙することができるんだと驚き、何故かにやけました。

これは、勉強に限らず大切な考え方です。
「これをやると、何が培われるのか」は、考えてもここまで出し切ることはなかなかできません。
苦しい時こそ、「徳目」を考えることは、ひとつの壁の乗り越え方だなと思いました。

さて、私は簿記の勉強で、何を培っているんでしょう。
「数字を読む力」?
「会社のお金の流れを把握する力」?
もっと広く考えると
「新しいことに挑戦する力」「行動力」「好奇心」「向上心」「コツコツやる力」「習慣化」「誰かに習う力」「質問力」
正解なんてないし、どう考えたっていいわけです。

実は、勉強から2ヶ月で簿記3級にはすでに合格しました。
今は2級に挑戦しています。
新たな「徳目」ゲットに向けて、日々勉強していきます。




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