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お題:チョコミントを克服出来そう

「まだ一文字も書けてないんだよ、どうしようか」

常連さんにぼやく。

「チョコミントを克服出来そうってやつで何か」

なるほど。

書いてみよう。


苦手だったチョコミントを克服出来るかもしれない。

先日、そんな事を書きました。

なぜかと言うと、試作で飲む機会が増えたから。

まだ美味しいとは思えないけど、飲めなくはない。

僕が食でこんな経験をする事は珍しい。

苦手なものにチャレンジするという事がほとんど無いので。



嫌いだ。

そう思ったら近づかず、関わろうとしない。

「これは味がしないよ。」

「これなら食べられるんじゃない?」

そんな言葉に何度騙されてきたか。

だから人の言葉も信用しなくなった。

もしかしたら僕の人嫌いの発端はここにあるのかもしれない。

いや、違うか。


苦手なものをそのまま放置すると、苦手なままで終わってしまう。

僕はそれをよしとしてきた。

例えば、中学校までやっていたサッカーでは、自分の得意なフェイントだけをやっていて、苦手なまたぎフェイントは苦手なまま。

何度コーチにどやされてもやらない、妙な頑固さを持っていた。

これには僕なりの理由もあって、自分で言うのもなんだけど、僕は器用な所があると自覚している。

物覚えが早いと気づいたのは、いつだろうか。

はっきりと自覚したのは働きだしてからか。

よーいどんでスタートすると、先頭グループにいる事がほとんどだった。

ただ、天井に到達するのも早くて、もう一皮剥ける為の努力。

みたいな事は、やるのが苦手だった。

それが僕にとってのまたぎフェイントである。

最初にチャレンジして、上手く行かなかった。だからやらない。

これが良くない所だと自覚もしている。

何でこんな話になってるんだ。


器用貧乏な所と妙な頑固さは今でも変わってない。

でも、自分でお店を始めてからはやらないといけない事が増えた。

ドリンクメニューなんてまさにそうで、自分で作らないといけない。

前の会社にいた時は用意されていて、僕はそれを飲まずに作っていた事も多かった。

苦手な材料が使われていたら、試食すらしない。

お客さんに説明を求められたら、誰かの感想をコピペする。

それでやっていけた。

でも、今はそうではない。

作って飲んで変えて、作って飲んで変えて。

感想も自分の言葉。

面倒だし、好きじゃない材料の時は苦痛でもある。

それでもやる。

これの繰り返しで、ミント、チャイ、ジンジャーは自分のお店を持ってから飲めるようになった。

この調子で少しづつ克服出来るようになるのかな。

パクチーとか。

今は同じテーブルに置かれるだけで嫌な顔をする。

でも、夏のドリンクで使ったら売れそうだ。

しんどいなー。

あれを口に入れる勇気がない。

何事もチャレンジか。

克服出来そうになったらここで報告します。



ネタを提供してくれた常連さん。

ありがとう。助かった。

これからも何かあったらよろしく。

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