仕事の楽しさ、面白さ
先日、後輩が就職活動のついでにお店に寄ってくれました。
「どこの面接?」と聞くと、知っている文具メーカー。
「他はどこを受けるの?」と聞くと、「バナナの輸入商社です」と。
なんなんその二択。
僕は「バナナにしろ」と説得しました。
第一志望は文具メーカーという事を聞いた上で、バナナだろと。
何をするかイメージ出来ないから話を聞きたい。
だから働いてくれ。
文具メーカーはなんとなくイメージ出来るし、働いてる人を探せば周りにいる。
でも、バナナはいない。
お前だって友達に話したいだろ。
「何の仕事してるの?」って聞かれた時に、「文具メーカー」と「バナナ」。
どっちのほうがひきが強い?
どっちの話を聞きたくなる?
バナナだろ。
将来子供に言いたいだろ。
「父ちゃんはバナナの輸入してるんだぞ」って。
ごめんなさい。ふざけすぎました。
でも、話が聞きたい人っているじゃないですか。
何をしてるか分からない人。仕事の裏側が気になる人。
その点、カフェって弱い気がするんです。
少なくとも僕はあまり興味が湧かない。
自分でやってるからって事もあるけど、それを差し引いてもあまり。
石を投げれば当たるぐらいカフェで働いた事のある人はいるし。
その点、バナナは、、、やめとこう。
この仕事を辞めたら何をしようか。
たまに考えます。
飲食は嫌だけど、尊敬できる人の下だったら働いてみたいな。
とか、
今は現場でしか仕事が出来ないから、パソコン一つで出来る仕事がいいな。
とか、
必要としてくれてる人がいたら職種はどうでもいいか。
とか。
色々と考えるけど、話したら面白いという事も材料の一つに加えとこう。
一緒にバナナの所で働くか。
後輩に面接の進捗を確認しようかな。
いや、違う違う。
今の仕事があるんだ。
この仕事が面白いのは業務ではない。
少し語弊のある言い方だけど、面白い話は無い。
接客して、ドリンクを作ってと想像通りの仕事だと思います。
業務が楽しいのは最初の一ヶ月ぐらい。
ただ、色々な人が来て、色々な話が聞ける。
これは面白い。
心を開いてくれて、職場では吐き出せない事をここでは話してくれる。
そんな場を作れてるのが嬉しいし、面白い。
そんな悩みがあるのか。
様々な人のそんな事を知ってると、寄り添える人が増える。
寄り添える人が増えると、さらにまた話が聞ける。
このループ。
カフェの仕事の楽しさや面白みはここだな。
ラテアートが楽しいとか言う奴は、まだまだ。
それは誰かの為じゃなく、自己満足の為だろ。
おい、どうして急に毒を吐いたんだ。
僕も溜まってるのかな。
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