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飲食店の値上げについて

今日はこの記事から。


タリーズ創業者の松田さんのインタビュー記事です。

正直に言うと特に目新しい事はないんですが、この部分はやっぱりなと思いました。

ちょっと長くなりますが。

以下、引用です。

日本には「お客様は神様」という文化があり、外食サービスに対しても国民の目線がものすごく厳しい。わかりやすい例が焼き鳥チェーンの鳥貴族だ。全品280円均一としていた価格を2017年に18円値上げしたら、客数が15%落ちた。
飲食店は商品が100円だろうが1万円だろうが同じプレッシャーをかけられる。極端な話では、三百数十円の牛丼を食べて従業員の態度が少し悪かったからと、従業員に土下座をさせる顧客がいる。
私がタリーズを出店したとき、従業員には3万円のフレンチと同じ気持ちでおもてなししようと言っていた。自分でそう言いながらも、本当はおかしな世界だと思っていた。外食業界のことを「水商売」というでしょう。日本は外食を下に見る文化が育っている。

飲食業界の異常に低い利益率を改善するのはお店側だけではなく、お客様の理解が必要だと言っています。

僕も前に書いた記事で、今後は値上げが必要と書きました。


という事で、これからお店を続ける為には値上げをしないと厳しいのかなと考えています。

ただ、鳥貴族が18円の値上げで客足が遠のき、吉野家も過去に値上げで大失敗をしたりと飲食業界で値上げは結構難しい。

ただ、この2つの企業の失敗の共通点として思う事があって、

それはただ値上げをしているという所。

今まで提供していた商品をそのままだしているという所です。

なので、値上げがただの値上げとしか受け取れず、お客様も不快感を示してしまう。

お店側としてはコストを吸収しきれずに止む無くの値上げなので、それ以上を求められても…

と思ってしまうかもしれないけど、消費者からしたらがっかりする。

まあこの程度の値上げで離れるようなお客さんだったら必要ないって考えだったのかもしれないけど。


もし僕が値上げをするなら。

コストを吸収しきれない分+もう少し上乗せする

その上乗せ分を商品に使う。


値上げをしてすみません。

でも、その分商品も美味しくなりました。


って方法がお互いにいいんじゃないかな。

って思ったんだけど、やっぱりこれも違うんだろうな。


何が違うかっていうと、「値上げしてすみません」

こんな謝罪をするから飲食店はいつまでも下に見られてしまうのかな。

松田さんが仰るように。


値上げする!

でも、良い商品を提供するからついてきて!

って言えるような関係をお客様と築いていけたら強いお店になれるのかな。


値段だけでお店を判断するような人とは長い付き合いになれそうもないし。


あんまり目新しい事を言ってない記事と冒頭で書いてしまいましたが、やっぱり学ぶべき所がありました。


とはいえ、当店は今の所値上げをする予定はございませんのでご安心ください。




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