THE LATTE TOKYOがラテアートをやらない理由②
ラテアートをやらない理由の続き。
もう一つの理由は当店がテイクアウトのお店だからです。
フタを閉めて提供するので、そもそもラテアートをする意味があまりない。
ラテアートに時間をかけるなら、一秒でも早くお客様に提供したい。
ラテアートの写真を撮るのに夢中になられるぐらいなら、ラテアートはないほうがいい。
もし、当店に店内で飲めるスペースがあって、マグカップで提供する事があるなら、もしかしたらやっていたかもしれません。
いや、でもやっぱりやらないな。
僕がドリンクを作る時に考える事があると書きましたが、その中の、
・自分が飲みたい、もしくは作りたいかどうか。
これに該当しないからです。
色々と理由を並べましたが、結局は感情の部分が大きい。
僕が初めてラテアートの描かれたドリンクが出てきた時に、感動しなかったからです。
ドリンクは綺麗だけど、それだけでした。
その時感じたのは、ラテアートをしている自分カッケーってやつです。(自分に酔っている)
お客さんとの向き合い方はお店が決める事なので、そのお店はそれがカッコいいという判断なのでしょう。
でも、僕はそれがダサいと思ったので、ラテアートの印象が悪い。
今でもインスタなどで練習してる場面が目に入る事があるのですが、どうしてもお客さんの為というより、自分が楽しんでるだけに見えてしまう。
全然うまく出来ない!練習中!
みたいな事を書いている人がいるけど、そんな人が何でお客様のドリンクを作っているのかが分からない。
お客様の事を思って、しっかりと練習を積んで、真面目に取り組んでいるお店がある中で、ファッション感覚でやっているお店が目につく事が増えた気がします。
でも、そういうお店は気づいたら無くなってますね。
まさにお店が残るか残らないかはお客様次第。
ラテアートの話からだいぶ脱線した所に着地してしまいました。
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