こんな時にコーヒー屋をやっていて良かったと思う。
今日は本来書こうとしていた事は飛ばします。昨日の続きは明日にしますね。
日常が当たり前じゃなくなる時は急に来るもんで、まあ今も当たり前じゃない日が続いていますね。
毎日ニュースで流れる情報は必要かもしれないけど、聞いた所でどうする事もできず気が重くなるばかりでして。
何か大きな出来事が起こると個人的な小さな心配事や不安な事もあまり言ってはいけない雰囲気になる。
楽しい事をするのは以ての外で、夢や希望もあまり口にしちゃいけず閉塞感を感じる。
僕はこんな時にコーヒー屋をやってて良かったと思います。
9年前も今と同じようにコーヒーを淹れてて良かったと思った記憶があります。
その時は忙しさとか、売上だとか、給料安いな、とか思わずに純粋に仕事をしていて良かったと思いました。
その時に来ていたお客様はみんな疲弊していて、暗かったし、何かしんどそうだったので。
そんな中でもお店に来てくれるって事は、コーヒーを飲みたいってだけじゃなくて、もっと他の他愛もない会話だったり、なんならそんな事でもなく、その場所が当たり前にあるって事を確認して安心したかったのかもしれないと思います。
そのお店はお客さんにとって大事な場所だったんだなって日常じゃなくなって初めて気付かされました。
あと、お店って何かいいなって思いました。
あるだけで誰かの支えになったり、気持ちを軽くする事が出来るんだと思ったので。
っで、今は自分のお店を持ってる訳でありまして。
コーヒーを飲んだ人の気持ちが豊かになったり、安らいだり、支えになったり、心が軽くなればと思っています。
そんな気持ちで実はちゃんと一杯一杯丁寧に心を込めて作っています。(実はってなんだ)
コーヒーが出来るまでの3分間は軽口を叩いてもいいんじゃなかと思っています。
他では不謹慎だと言われるような事も、この場所ならいいと思っています。
接客が特別良いお店って訳ではないので、こんな事を書いてもあまり信用されないのではないかと思いますが、まあこんな日じゃないと書けないと思ったので。
いつ来てもやっていて、いつでも飲める場所にしようと思ったのは、もしかしたら9年前の経験から来ているのかもしれません。
って事で、最近なんか重いなって人はふらっと遊びに来てください。
コーヒーを飲みながらテラスでゆっくり過ごす時間が今は必要なんじゃないかと思います。
あと、最後までこれを読んだ人は「3.11」で検索をお願いします。
Yahoo!JAPANが素敵な企画をしているので。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?