苦手な人との付き合い方
今日はこの記事から。
以前も紹介した事のある星付きレストランのシェフがサイゼリヤでアルバイトをしている記事。
ちなみに過去に紹介したのはこの記事。
この方はサイゼリヤの広報の方なのかな?
ってぐらい、べた褒めです。(これを読んでバイトしたいって人が絶対に増えてると思う)
でも、この方の記事はいつも楽しみで見てしまいます。
飲食店をやってる人は「分かるわ〜」
と、きっと誰もが共感出来る内容だと思うので。
っで、この記事では組織づくりについて書かれてました。
古い慣習の絶対王政の組織では上手くいかず、サイゼリヤで学んだフラットな組織にしたら生産性が3.7倍になったという内容です。
つい最近、カフェでアルバイトをしてるお客様から、お店の人間関係で悩んでるって相談も受けたので、組織とか人間関係とかで僕の思う事を書こうかと思います。
どうしても仲良く出来ない人がいる。
自分は仲良くなって良い雰囲気で楽しく働きたいけど、どうしても考え方などでぶつかってしまう。
っていう内容でした。
分かるわ〜。
理想は引用した記事のシェフが言うような組織だと思います。
僕が理想としているのは、文化祭みたいなチームです。
どんなに大変なことがあっても、楽しい。いろいろな工夫をすることが、楽しい。みんなで働くことが、楽しい。
上下関係もなく、差別をつくらない。みんながチーム全体のことを考えているから、お互いにフォローし合えて、いつも全体最適になっている。
そして、生産性が高い! なんでも言い合えるし、仕事ができない人すらも認めている。
でも、20歳そこそこでここまで出来た人間はいないんじゃないかな〜。
このシェフも過去の失敗からこういう考えに至った訳だし。
僕も今では偉そうな事を書いてるけど、学生の頃は
「こいつと一緒のシフトかよ〜」
「一日気を遣う日になりそうだな〜」
「今日はつまらない一日になりそうだ〜」
などなど、私情を多いに職場に持ち込んで働いていました。
歳を重ねるたびにだんだんと偉くなり(偉そうになり)苦手な人が増えていきました。
というか、人間関係を考えるのが面倒になりました。
なんで自分が組織づくりなんて考えなきゃいけないんだ。
アルバイトだぞ。
みたいな感じで腐っていた時期があり、その頃は仕事はするけど嫌いな人とは話さないし、それでいいやとも思ってました。
まあそんな事をしていると上司には見破られる訳でありまして、面談に呼ばれます。
「福永(僕の名字ね)、あいつの事嫌いだろ」
みたいな直球の質問をぶつけられ、
「はい、嫌いです」
と、正直に言いました。
その上司は自分で言うのもなんですが僕を可愛がってくれていたので、この人には正直に何でも言うようにしていました。
なのではっきりと「嫌いです」と。
そこで、「空気が悪くなるから仲良くやれ」
と言われていたら、白けて辞めていたかもしれません。
この人もそんなつまらない事を言うのかと。
でも、その上司は
「嫌いならしょうがないか」
と、そこの改善には全く触れず、別の角度から提案をしてきました。
「お客さんの為になってるのか?」
嫌いなのは問題ではなく、それによってお客さんに迷惑をかけてるなら駄目だろ?って。
僕は当時腐ってはいましたが、仕事は好きだったので、
ははー、すっかりその視点を忘れてた。
と、納得してしまいました。なんて単純。
長く働いていると『何の為』に働いてるんだっけ。
と、忘れる時があります。
サービス業で働く人は最初は誰でもお客さんの為にって気持ちがあると思う。
それを忘れた時に、手を抜く理由だったり不満が溢れてくる。
でも、仕事には慣れてるから表面上は上手くやってる風に見える。
だけど、見る人が見れば分かるし、一番客観的に見てるお客さんにもバレる。
なので、私情を持ち込むな。迷惑をかける相手(お客さん)がいるから。
僕はその面談が終わってからもその相手は嫌いなままだったけど、積極的にコミュニケーションをとるようになりました。
生産性が上がり、お客さんの満足度が上がるならつまらない私情は捨てようって思ったので。
仕事に私情を持ち込むな。お客さんは関係ないんだから。
これは社員になってから何度も言ってきた言葉です。
何十人もスタッフがいたら中には合わない人がいて当然で、同年代が多いと尚更です。
でも思い出してほしいんだけど、
学校でクラスに苦手な人の一人や二人いたでしょ?
それと一緒だと思うんです。
なので、苦手な人とも仲良くしなきゃなんて思わなくて大丈夫。
そんなの苦しいだけだし、疲れる。
でも、お客さんの為になるならって理由のコミュニケーションなら無理なくとれるんじゃないかと。
それも嫌だ。
って思うなら、
「何の為に仕事してるの?自分の為に仕事したいならサービス業向いてないよ」
って言うかな〜。
これは流石に厳しすぎるか。
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