差別化は何の為に
他との差別化の為に。
飲食店では腐るほど語られる事で、他の業種でもよく見る言葉です。
ただ、やっていて思うのは、狙って差別化をするのは難しいという事。
あくまでも僕の経験でしかないんだけど。
というのは、差別化を狙うという事は、そこに需要が無い可能性があるから。
だって、需要があったらやってるでしょ、誰かが。
全く新しい市場を作るなら別だけど、飲食だとやってない事は無いだろうし。
うちはカフェラテ屋で、東京牛乳を使っていて、エスプレッソを無料でダブルに出来る。
ハンドドリップ、浅煎りコーヒーが全盛の中、コクの深いカフェラテ屋。
他では使わないような、高級で美味しい牛乳。
他では有料のカスタマイズを無料に。
自分では「他とは違うだろ」と思ってるけど、それらに魅力を感じて来てくれる人は少ない。
肌感だと1割ぐらい。
何も知らずに来る人のほうが圧倒的に多いんです。
じゃあ、差別化なんて意味が無いのか。
というと、そんな事はなくて。
あまり来てくれる要因にはなってないけど、また来てくれる要因にはなるんです。
美味しいと感じてくれた人がまた来てくれた時、その理由を店頭で聞いて納得するという事が多々ある。
ここで納得してくれた人は、常連さんになりやすい。
なぜなら、他とは違うと理解してくれたから。
他と違うという事は、ここに来ないといけない。
だから、差別化はやはり重要という事になる。
納得感の欲しいお客さんは多いんです。
多分、誰かに説明する時に話しやすいからだろうな。
「ここが違うんだよ」と言えたほうが誘いやすいですしね。
ただ、来てくれる人がどこにひっかかるかは分かりません。
差別化を考えて作った所以外にひっかかる人もいます。
そこに!?
という事もしばしば。
今日はそっちを書きたかったけど、なんだか忙しいのでまた明日。
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