一兆円企業を目指さなければいけないのかな
今日はこの記事から。
丸亀製麺の業績が戻ってきた。
・地方ロードサイドの店舗が8割という、回復が早い立地
・CMで訴求した衛生マーケティング
・テイクアウトの伸び
これらが要因として語られていました。
たまたまこの間の『カンブリア宮殿』でも丸亀製麺を運営するトリドールが取り上げられていたので、これも何かのマーケティングなのかな?
と、思ってしまうほど称賛されています。
売上をここまで戻してるのは本当に凄いんですけどね。
っで、カンブリア宮殿を観た時に思った事があって、
それが社長の、この発言。
「外食ガリバーを目指す!目指せ一兆円企業」
規模ややりたい事が全く違うとは言え、凄すぎて呆然としました。
僕がやってるお店なんて生涯かけても10億いかないだろうな〜、、、
っで、その目標を達成する為に色々な仕掛けだったり、クオリティを守る為の制度、お客さんを楽しませる為の店作りなどなどが紹介されていて、
「いやー、凄いなー、金かかってるなー、社員は大変だろうなー」
と、思いながら眺めていたのですが、最後にカフェが紹介されてたんです。
一兆円企業を目指す為の新たな一手。みたいな感じで。
そのカフェはハワイがコンセプトになっていて、パンケーキが紹介されてました。
内装がハワイで、ホイップがモリモリのパンケーキ。
これを見て、一兆円企業は目指すべきじゃないなーと思ってしまったのです。
申し訳ないけど。
まんま『Eggs 'n Things』じゃん。
っで、HPでメニューを見てみると他で流行った商品のオンパレード。
飲食業はパクりパクられの業界なので全然問題ない。
流行りに乗っかるのは常套手段。
きっと見た目は同じでもクオリティにはこだわってる。はず。
でもなー。ダサいよなー。
10年前に流行った商品、店舗の雰囲気。
それらをここぞとばかりに新たな一手として紹介してるのがなー。
ダサいよなー。
売れてそうだったし、出店ラッシュの状況を見ると好調なんだろうけど。
「最初は向かいの繁盛店がライバルだった、店が増えるたびにライバルが変わっていく、そのライバルに少しでも近づきたいって思いでやっている」
みたいな事を言っていて飽くなき向上心と野心を感じました。
けど、その目標ってのはお金の部分しか見えなかった。
社長だから当然なのかもしれないし、何も間違ってない。
ってのは理解出来るんだけど、
売れるからやる。
ってのは順序が逆だと思ってしまう。
ビジネスとしては正しいけど、なんだかね。
売れるか分からないけど、やりたい事、作りたい物を提供する!
ってお店の方が惹かれる。僕は。
その根本のやりたい事、作りたい物。
ってのを感じられないから、ハワイアンなカフェにはこんな批判的になっちゃいました。
うどんにはあんなにこだわっているのに、なんだかもったいない。
と、カンブリア宮殿を観て思うのでした。
一兆円企業を目指さなければいけないのかな。
とも、思うのでした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?