見出し画像

適度な距離感と安心感

昨日は7周年という事で忙しくさせていただきました。

ありがとうございます。

一日中話してた気がします。

久しぶりに会う人も多く、もっと来いよとは思いつつも、この日に来てくれるのはやっぱり嬉しくて。

うちにとっては特別な日ですが、ただの平日ですしね。

仕事はあるし、前日はワールドカップの決勝もあるし、何より寒いし。

それでも時間を作って来てくれるのは何年やってても嬉しいもんです。

沢山話した一日でしたが、お店に来てくれる人の中にはコミュニケーションが苦手だという人もいて。

他のお店だと話せないとか。

会社でも上手く話せないとか。

友達がいないんですとか。

「でも、ここだと話せるんです」と嬉しそうに言ってくれるのが、僕も嬉しくてですね。

なぜ、そんな事が起きるのか考えてみました。

僕のコミュニケーション能力が高い。

なんて事ではなく。

これはきっと、どこのカフェでも同じような事が起きてるんだと思います。

なぜ、カフェだとそれが起きるのか。

適度な距離感と安心感。

この2点ではないかと思います。

コミュニケーションが苦手な人、もしくは嫌いな人。

この人達が嫌なのって、さっき上げた2つだと思うんです。

距離感を間違えてる人がいて、話すのが嫌になる。

嫌われたくない、何を話していいか分からないから、話さない。

(稀に、話すのが面倒って人もいるけど)

でも、カフェだと話せる。

それは店主が距離感を間違えないし、嫌われる事が無いという安心感からくるのではないかと思うのです。

店主が距離感を間違えないのは、お客さんだから。

友達ではなく、恋人ではなく、お客さん。

楽しんでほしいし、好きになってほしいし、通ってほしい。

そうなると、こちらの都合で距離を詰めるという事が起きません。

理性を失って、一か八かの勝負をするにはリスクが大きすぎるんです。

だから、普段は話すのが嫌な人でも、ここなら大丈夫かと思えるのではないかと。

次に嫌われる事がない安心感。

これは店の人は好きだからです。

お客さんの事を。

お金を落としてくれるからじゃなくてね。

というのは、嫌いだったら何回も店に来ないでしょ、普通。

何回も来てくれる人はお店の事が好きなんです。

お店の事を好きになってくれた人を、店主が嫌いになる訳がなくて。

こちらも、そのお客さんを好きになります。

利害関係もなく、出世競争や同僚の目なども気にせず、お互いに好意がもてる関係性って実は少なくて。

だから、カフェには安心感があるのかなと。

という事で、カフェは全ての人に必要なんじゃないかと思うんです。

まだそんなお店が無い人は、とりあえずなんとなく好きなカフェにでも通ってみてはいかがでしょうか。

チェーン店ではなくてね。

若くて可愛いスタッフに会いたい気持ちは分かるけど、いつまでもそんなのに惹かれないように。

という事で、お待ちしてます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?