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毎日お店を開ける

個人のコーヒー屋の営業の不安定さが昔から嫌いなんです。

昨日、こんな事を書きながら、これは自分の価値観として昔からあるなと思いました。

不真面目もしくは不良のかっこよさよりも、真面目なほうがいけてるというか。

KREVAさんが何かのインタビューで言っていたんですが、「学ランを崩して着るかっこよさよりも、第一ボタンまで留めるかっこよさ」。

これを読んだ時に、うなずいていた記憶があります。

高校生の時、あまり頭の良くない所に行っていたので、周りの友人はタバコを吸うのが当たり前でして。

でも、僕は一本も吸わないままこの歳になりまして。

当時思っていたのは、高校生になったら吸うという、当たり前の事をするのはイケてないのではないかという事。

よくここでも書いてるんですが、ギャップがないというか、裏切りがない事の魅力の無さ。

髪を染め、学ランをだらしなく着て、タバコを吸う。

普通でしょ。

これを覆すほどの人としての魅力があるならまだしも、それを超える為のハードルが高すぎる気がしていて。

それなら、吸わないほうが簡単というか。

簡単にギャップが作れるというか。

ちょっと学生時代の例えが長すぎるな。

個人の飲食店の営業は不安定。

これには幾つか理由がありまして、大抵は社長兼現場の所で起きやすいです。

うちみたいなね。

なぜかというと、体調を崩す日もあれば、心がやられてる日もあるので。

自分で全てを決められるからこそ、律する事が難しいのです。

早仕舞いが起きるのは、やる気を無くした時で。

臨時休業は、体力が無い時です。

家庭の都合とかもあるか。

なかには、その不安定さをあたかも良い事のように語る人もいて。

「自分の気分次第でオープン時間が変わるんです。気分が乗ってないと良い仕事が出来ない」みたいな。

うんうん、分からなくもない。

なんか渋いおじさんがこんな事を言ってたらカッコ良さそうでしょ。

でも、それは僕の価値観だとかっこ悪くて。

楽なほうに流れてるだけなのに、かっこよく語るな!

と、思っているのです。

だらしない事を誇らしげに語る人よりも、真面目に生きる事を当たり前に語る人になりたい。

そんな大人になれたらいいなと思っているのです。

だから、毎日お店を開けてるのでした。



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