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お店でのコミュニケーション

昨日の続き。

察して行動する。

これはサービス業に従事しているなら絶対に出来た方がいい。

というか、日常生活でも非常に役に立つスキルだと思う。

「空気を読む」を少し分かりやすくした言葉かな。

(日本人はこれが得意らしいけど、意外と出来てない人が多いと思ってる)

僕が上の立場だった時は、このスキルがあるスタッフは本当に重宝しました。

作業スピードが早いとかより、よっぽど重要だと思っています。

でも、これはチェーン店だったからという側面が大きい。

サービスが良いというのがウリになっているそのお店では、必要不可欠なスキルだったので。

お客さんが当たり前だと思っている事は出来なければいけない。

でも、個人的に察して行動するのはあまり好きではない。

「察してよ」「分かってよ」

というのは、なんだろう…甘えんなよ。

と、思ってしまう。

(プライベートならいいんだけど…)

僕はきっと人に厳しいんだろうな。

あんまりこういう事は言わない方がいいんだろうな。

でも、お店を始めてから色々とモヤッとする事が多い。

例えば、

メニューを見た後に、ずっとスマホで何かを確認していたり、

入ってくるなりずっとスマホを見たまま、小声で「このお店であってるかな」とか言ったり、

お店の入り口でずっとスマホを見たまま、何かを確認していたり…

分かった。

僕はスマホを眺めてる人が苦手なんだ。

目の前に店員(僕)がいるにも関わらず、スマホをずっと眺めて「ウンウン」眉間に皺を寄せながら悩んでる光景が嫌いなのだ。

ここで察するに戻る。

僕が一声かけてあげれば解決する問題なのかもしれない。

前のお店だったら間違いなくしていた。

「なにか困った事ありますか?」

「分からない事があれば聞いてくださいね」

とか。

でも、今はほとんどしない。

「聞いてよ」と思っているから。

聞いたら答えるし、相談にも乗れるし、なんならちょっとした繋がりが楽しいかもしれない。

そのきっかけをお客さんに作ってほしいと思ってる。

勇気を出して店員に聞くという行為を楽しんでほしいと思ってる。

それがちょっとした成長に繋がるとも思ってるし。

スマホで何でも解決できるようになったせいで、コミュニケーションの質が低下していると思ってます。

(はっきり言うと失礼な人が増えた)

だからこそ、せっかくお店に来てくれるならコミュニケーションの楽しさを知ってもらえればと思ってます。

それは会話が弾むとかではなくて、

知りたいことが知れるという当たり前の事から始めてもらえればと思うのです。

聞かなきゃ知らない事、勘違いしたままの事、まるっきり間違えてる事。

スマホでは分からない事が沢山あります。

うちがどんなお豆を使ってるか。

どんな味のカフェラテなのか。

何が期間限定なのか。

何がお勧めなのか。

まあ色々とあります。

店員とのやり取りが面倒なのも分かる。

でも、目の前でうんうん悩まれるのは嫌いです。

察してもらおうとしてるのも見透かされてますよ。

という事で、勇気を持って声をかけてください。

そんなに怖い人じゃないので。

ちょっと意地悪かもしれないけど、今はこんな気持で接客をしています。



書き終わって思ったけど、多分これは書かない方がよかったんだろうな。

ちょっと反省。



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