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失敗したくないはもったいない

今、インスタでは毎日映画のちょっとした感想を投稿しています。

こんな感じで。




『真実の行方』

よく、衝撃のラスト。

みたいな映画まとめがあるんですが、

あれって本当に止めてほしいと思っていて、

それを言ってる時点で興が削がれるっていうか。

衝撃のラストが衝撃じゃなくなるじゃないですか。

構えちゃうから。

面白い話をするねって言われて、面白かった事がほとんどないのと同じで。

っで、この映画。

衝撃のラストです。

そして、そのラストまでがそんなに面白くない。

そんな所がまた愛おしい作品です。

ストーリーは大司教惨殺事件で逮捕された青年と、その弁護士の話。

ダラダラしてんなー。

って思う人が多いと思う。

でも、全てがフリですから。

ラストへの。

だから我慢して見て。

ラストだけで名作入りしてる稀有な作品なので。

余談ですが、僕の一番好きな俳優はエドワード・ノートンなんですが、

彼のデビュー作でもあります。

デビュー作から化け物級の演技をしているので、それもお楽しみに。



映画企画と連動してる為なんですが、純粋に面白い映画を観てほしいという思いがあります。

よくもまあカフェとは全く関係のない事を毎日投稿しているなと、

冷静になると思うのですが、喜んでくれる人がいるので続けようかと。


「映画が好き」と言うと、

「何かオススメある?」

と、聞かれる事が多々あります。

軽い感じであったら適当に答えるんですが、真剣だったら悩みます。

というのも、オススメの映画を紹介すると

「どんな映画?」

となり、少し説明をしなければならないので。

でも、僕はあまり説明したくないんです。

何も予備知識ない方が楽しめるので。

あと、変な期待をしない方が楽しめるので。

これは間違いない。

(とか言いつつ、毎日インスタに書いてるんですが…)

人は何かを選ぶ時に"失敗したくない"と思いがちです。

絶対に面白い映画。

絶対に美味しい食事。

絶対に楽しいゲーム。

などなど、何かを買ったり体験をする前に情報を収集します。

でも、映画はやめてほしいなと思うのです。

あと、小説も。

あらすじを知ってから観る(読む)のは楽しさの半分ぐらいを奪ってる気がする。

何も予備知識がない方が想像力をフル稼働します。

次はどんな展開になるんだろうか。

この人物はキーパーソンなのか。

この後どんな事件が起きるのだろうか。

オチはどうするんだ。

こんな感じでどんどん自分の頭で次の展開を予想しながら鑑賞します。

でも、あらすじを知ってるとただの確認作業になってしまう。

そこには驚きもなければ、想像力を掻き立てられる事もない。

そして失敗したくないから評価を観てから作品を選ぶ人。

これはもったいない。

本当に。

世の中には自分にしか刺さらないであろう作品が存在します。

本当に。

平均化されて高いスコアを得ている作品は確かに面白い。

でも、一番好きな映画にはなりえないと思う。

なぜならそれは皆の映画だから。

自分の為の映画ではないんです。

という事で、作品選びでは大いに失敗してください。

何が駄目だったのか。

どこが気に入らないのか。

自分なりの物差しを作ってください。

その物差しは映画だけではなく、他にも色々な所で使えると思うので。


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