否定せず、攻撃せず、受け入れもせず
読んだ本の中から言葉を引用する時に調べる事がありまして。
正確なタイトル、出版した年などに間違いがないかの確認です。
検索をすると、レビューが書かれてるサイトに辿り着く事が多く、何とはなしに上から読んでみると、残念な気持ちになる事があります。
作家さん、あなた達の仕事も大変ですね。
と、ハグしてあげたい。
(誰が得するんだ)
・昔と比べて。
・あの作家と比べて。
・自分の考えと違う。
それで低評価にされてもな、困るだろ。
さっき挙げた全部の理由に腹が立つんですが、今日は3番めのやつを取り上げようと思います。
自分の考えと違う。
森博嗣さんのエッセイのレビューで見つけました。
エッセイです。
自分の考え方や思った事を書いた本です。
なぜ、あなたと同じだと思うのだろうか。
育ってきた環境も、地位も立場も違うのに。
それが不思議でしょうがない。
エッセイを買ってまで読んでるから、きっと森博嗣さんが好きなんでしょう。
だから、より残念な気持ちになってしまうのかな、自分と違うと。
僕はこういう人に危うさを感じてしまいます。
自分と違う意見を受け入れられない。
認め合うことが出来ない。
自分の考えを持つ事と、相手の考えを否定する事はイコールではないのに。
論破という言葉を流行らせた人は罪深いと思う。
快楽目的で相手に傷を負わせていい訳がない。
あと、逆に全てを受け入れてしまう人も危ういと思っていて。
好きな人、尊敬してる人、地位の高い人、凄い経歴の人。
それをそのまま鵜呑みにしてしまう事の危うさ。
「誰かの影響を受けてるのが丸わかりの人に興味が湧かない」
あるアーティストのインタビューを読んだ時に同意したんだけど、誰だったかな。
考える事、否定しない事。
僕が好きな人はこれらが出来る人。
でも、聖人みたいな人ではなくて。
「あいつとは全く意見が合わない」と笑いながら話せる人。
否定せず、攻撃せず、受け入れもせず。
そんな人は話してて楽しい。
笑いながら刺してくるみたいな。
下手な事を言うと見限られるような。
ちょっと恐ろしい。
でも、興味は尽きない。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?