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来週で6年

来週の今日でお店は6周年を迎えます。

お店を始める時はこんなに続くと思わなかった。

頑張ろうと思ってたし、覚悟も持ってた。

でも、お店はそれだけで続けられるものではない。

少し冷めた感情は自分事であっても常にあるので、まあ収支トントンで終われればいいか。

そんな感じで続けていたら、気がつけば6年。

沢山の常連さんに支えられて今があります。

僕には何もありませんでした。

有名店出身でもなければ、何かのチャンピオンでもない。

今のコーヒー業界を憂い、世の中を変えるんだ。みたいな大層な志もない。

あちこちの名店を巡って勉強もしてないし、業界のコネもない。

焙煎も出来なければ、ラテアートも出来ない。

無い事しかない。

だから自信もありませんでした。

僕があったらいいなというお店、味。

それらに共感してくれる人がいるのだろうかと不安でした。

お店を続けられるかどうかという、経営者としての不安とは別。

そもそもお店をだしてまで提供する価値があるのかどうかという不安です。

お陰様でこっちは無くなりました。

それは常連さんのお陰です。

美味しいと通ってくれる人がいるって事は存在する価値がある。

だから続けられます。

飲食の世界は、簡単で、単純で、美しく、残酷だなって思います。

誰もが簡単に開く事が出来て、

売上は客数×単価という単純計算、

お店とお客さんの関係は双方向の好意という美しいモノで、

でも、それが途切れたら続ける事が出来ない残酷な世界。

こんな世界が楽しくて、怖くて、飽きない。

だから今までやってこれたのかと思います。

色々な事があり、お店から足が遠のいてる人もいるかとは思いますが、19日は足を運んでいただけたら幸いです。

久しぶりすぎて気まずい。

こんな人も沢山いるでしょう。

でも、そんな感情は捨て去ってお祝いしてくれたら嬉しいです。

では、お待ちしてます。



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