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自分たちの強みが何かを知らないと…

今日はこの記事から。

大手が時代に合わせた店舗を続々と展開しています。

でも、なんだかなー。と、思ってしまう。

この記事で紹介されているのはデニーズの宅配・テイクアウト専門店。

ファミレスの強みを捨ててまでやる価値ってあるのかな。

家族でわいわい、まあ家族ではなくても大人数でゆっくり食事が楽しめ、どの世代の人にも対応できるメニュー構成がウリのはず。

そして、劇的に美味しい料理、デニーズと言えばこれ!という商品は特にない。(僕が知らないだけでしたらごめんなさい)

誰がテイクアウトをしてまで買いにいくんだろうか。

客席がない分少人数の従業員で対応でき、店舗面積も既存店の約3分の1となる72平方メートルと小型化し、賃料などの運営費を抑えることが可能となった。

賃料や運営費を抑えてまでやる必要があるのか疑問だ。


時代に合わせて需要をとりにいく姿勢は大事だと思う。

でも、ソフト(商品)を変えずにハード(形態)だけを変えて、本当にお客さんが喜んでくれるのかを考えたほうがいいんじゃないかと思う。

『シーフードパエリア ¥1078(税込)』

これで誰が喜ぶんだよ…。

『唐揚げ 1個 ¥80(税込)』

専門店が沢山でてきてるし、コンビニで気軽に安く買える商品を誰が喜んで買うんだよ…。

ちょっと言い過ぎかな。

でも、これがこの記事を読んだ時の率直な感想。

需要があるからそこを取りに行く。

でも、自分たちに何を求められてるのか。

何を求められてたのか。

自分たちがやる必要があるのか。

それらを深く考えてからじゃないと逆にお店の価値を下げちゃうんじゃないかと思うんです。

お店に価値があったのか、商品に価値があったのか。

デニーズの場合は明らかに前者だと思う。

お店で食べる価値があった物をそのままテイクアウトやデリバリーをしたって、お店での体験を超える事は絶対に出来ない。

何回も書いてるけどコロナだからといってお客様に甘えるのは違うと思う。

テイクアウトをしてでも食べたい。

あのお店を助けたい。

お客さんとの関係性を構築出来ていない所はコロナが終息したとしても厳しい。

今までそれらをやってこなかったなら、過去を捨てて新しく始めればいいのに。

自分たちの強みが何なのか。

それを理解していないとその場しのぎの施策しか出来ず、それがブランド力を落とす場合がある。

このデニーズのお店はそうなってしまう気がするのです。



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