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2周年の喜びと葛藤、そして希望

前回の投稿から1年が経ちました。1年前の世の中も、今と大きな変わりはなく、変わらず頭を悩ませる毎日。そんな中ではありますが、4月14日(水)に2周年を迎えました。こんな環境下でも2周年を迎えられた喜びをお客様と共に噛み締められてとても幸せな時間でした。コロナ禍で得た多くの学びを活かして、3年目も走り抜けたいと思います。今回は、この1年間の振り返りと、これからについて。近況はPodcastで話してますので、そちらより。(AnchorApple Podcastでも聴けます)

とにかく走り続けた1年間

この1年間でいろんなことに挑戦しました。オンラインBAR、Podcast配信、メニュー刷新、コラボイベント、野外イベント企画運営、間貸し営業、朝ごはん提供、立ち飲み屋 などなど。そんな慌ただしい1年を振り返っての感想は、「楽しかった!」の一言に尽きます。もちろん、苦しい状況なんて何度もあったし、「正しい努力ができているのか?」と何度も自問自答し、そしてスタッフと共に乗り越えてきた。この状況がいつまで続くのかわからない以上、その場その場で最善だと思うことをやるしかなかった。正解も不正解もない時代だからこそ、継続して、改善して、その時々に適した形を目指すしかない。去年の自分と違うのは、1年間の学びがあること。

一度は潰れた店だから

いきなりですが、the HELLはコロナ禍に一度潰れてます。正式には潰れてないですが、お客様やスタッフ、持続化給付金やその他の支援金、副業先による支えなどもあり、なんとか生きながらえた場面が頭に浮かびます。今振り返ると、「the HELLは、あの時一回潰れてるんだよな」と。情けないですが、コロナ禍の環境変化に、私は耐えられませんでした。
コロナ前の世界は、本当に幸せでした。客足が止むことはなく、お客さんが溢れかえった日もありました。バブルを知らない私は、数年後に「あれがバブルだった」と言われても疑わないと思います。
でも、あんな生活が返ってくることはなく、これから先の私たちの生活は、以前のものとは大きく変わってくるんだろうなと、この1年で痛感しました。そこで、3年目以降のthe HELLは体制を変えていきます。

店名の変更と、営業領域の拡大

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昨年10月から半年間取り組んだ『3 HOURS STORE』という、3時間毎に業態が変化する場所の運営から、大きな学びを得ることができました。それぞれの学びに関しては、また別の機会にでも。その学びから、店舗の可能性を最大化させるために領域を広げる決断をし、それに合わせて5月から店名を変更します。尚、夜の営業形態に変更はございませんのでご安心ください。

2019.4. -2021.4.:the HELL Record & Sour
2021.5 -     :the HELL BAR, CAFE, RECORDS, BOOKS

これまでの夜営業とは別に、週末のカフェ営業と、レコード販売、本の貸し出しを行います。(諸々の許可申請中)それぞれが『the HELL』の名前を冠しながら、BARCAFERECORDSBOOKSと分かれていきます。それぞれの営業時間や営業手法に関しては、後日またPodcastやnoteで報告します。各担当スタッフが一生懸命準備しておりますので、どうぞお楽しみに。とにかく、既存店舗の可能性を最大限に引き出すことに挑戦します。今年度は、それに集中するための1年です。

3月まで2店舗目の計画も走っておりましたが、諸事情ありまして、中止しました。原因は、自分自身の力不足です。勢いに任せて走り過ぎてしまった結果、自分自身の力を過信し、巻き込んだ方々にご迷惑をおかけしてしまいました。また、楽しみにされていた方々の期待を裏切る形にもなってしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいです。再挑戦がいつになるのかは分かりませんが、もっと成長して、もっと皆さんに喜んで頂けるコトやモノが作れるよう頑張りますので、引き続き、ご指導ご鞭撻頂けますと幸いです。

向き合うヒト・モノ・コトの全てに愛を

口に出すと恥ずかしいですが、今年度は向き合うヒトやモノやコトに愛を持って接することができているのかを大事にしていきたいです。家族、スタッフ、お客さん、取引先、仕入れ先など、自分の生活や仕事に関わる全てのヒトやコトに対して愛を持てているのか。何事も始めるのは簡単ですが、より良いものを作り上げるためには、配慮や尊敬が必要だということを、改めて学びました。今の自分に一番足りていない部分だと思います。いつまでも驕り高ぶらずに、謙虚な姿勢で何事にも向き合えるよう精進していきます。3年目のthe HELLも、スタッフ共々よろしくお願いいたします。

今年はもう少しフランクにnoteの更新もしようかな。

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