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【経営学について実務での気づき④】武士道とリーダーシップ

実務というわけではありませんが、リーダーシップに関して考えた事について備忘録として。(きっと博士論文執筆時の糧となることを信じて、、、)

経営学者としてとっても有名なドラッカーはリーダーシップについての次のように定義しています。

「リーダーシップとは、組織の使命を考え抜き、それを目に見える形で明確に確立することである。リーダーとは目標を定め、優先順位を決め、基準を定め、それを維持する者である」「リーダーたることの第一の要件は、リーダーシップを仕事と見ることである」

【参考】P・Fドラッカー(2000)『プロフェッショナルの条件』(ダイヤモンド社)

前部分はとても納得しているのですが、後半部分には個人的にあまり納得感がなく、モヤモヤ。
少なくとも私が今までの社会人経験で『この人はリーダーシップがあるな』と感じた人がリーダーシップを仕事として見てやっていたらちょっと残念です。
恐らく膨大な研究結果から出された結論であるので否定するつもりは全くありませんが、私が考えるリーダーシップとは少し異なります。

WBSの内田先生は『リーダーシップとは生き様である。』と述べられていました。私はこれにとても感銘を受け、リーダーシップの研究がしたいと思ったきっかけの一つであります。

先日本棚を眺めていたら学生の時に読んだ『武士道』が目に止まりました。武士道は時代によってその定義が変わったようですが、大義は下記のようです。

武士道は仏教、神道、儒教を淵源としており、実践を重視する道徳体系である
義=正義、卑怯や不正をしないこと
勇気=勇敢さ、忍耐強さ
仁=仁愛、哀れみ、同情など最高の徳
礼=敬意、思いやり
誠=誠実さ、正直さ、言葉の重み
名誉=武士という特権的階級や「家」と結びついた精神(ノーブレス・オブリージュ)
忠義=主君に対する忠誠

様々なリーダーシップ類型があることは理解しておりますが、自身が感じるリーダーシップの根源はこういったところにあるのではと思いました。これは生まれ持ったものなのか、はたまた人生の中で習得していくものなのか、そうであれば何歳くらいまでに得られるものなのか。

リーダーシップは謎ばかりです。。。

本日もここまで読んでいただきありがとうございました!それではまた明日!

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