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里の修行

こんにちは、なおつぐです。

今日は「里の行」についてお話しできればと思います。


修験行者の心得の一つに「山の行より里の行」というのがあるみたいです。

山の行とは山に籠り滝行や断食をする荒行身体は辛いが他人と関わらないことで、里の行とは社会の中で人と人を通じて揉まれていくことで精神的に追い込まれたりすることだそうです。


自分も以前NPOで一年半くらいボランティアをしていたのですが、その時はすごく精神がきれいになっていく感覚がありました。
世界平和を掲げ、金銭ではないところで動いてくれる仲間と一緒にハードシングスに取り組むすごく心地よかったです。

それは、ちょうど山の行に近い感覚かもしれません。
自分と似通った考えた方をする人としかかかわらないという外部と遮断された環境で自分の居場所を見つける。

自分の居場所がこれまでなかった人にとってみてはそれが救いになるのかもしれない。


でも、そこにいつまでも留まっていて本当にいいのでしょうか。
社会を構成する大部分の組織は、NPOではなく会社であり 良心的な人より自分の利益を優先する人のほうが多いのが事実です。

その事実にふたをして進んでいくことは本当に世界平和につながるのでしょうか

僕は誰しもが高尚な考え方をしないこの俗世と葛藤をしながら自己というものを確立させていく過程にこそ意義があると思うんですよね。

自分を体現するための起業、それは必ずしも革新的なビジネスモデルにならないかもしれない。
他の人はもっと売り上げを伸ばせというのかもしれない。

その中でどう自我を貫いて意思決定していくのか。
自分らしく生きていきたいですね。

今日も素敵な一日になりますように

なおつぐ

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