【こころ #26】障害のある方に一目会えば、理解は深まる
船木 陽介さん
正直に教えてくれた。大学で福祉学部に進んだが、「そこまで福祉に興味があったわけではなく、それまで障害のある方が身近にいたわけでもなかった」。そんな船木さんを「こんな世界があったんだ」と様変わりさせたのは、大学1年生の夏休み。自閉症や重度心身障害の子供たちと泊まりがけのキャンプに行くボランティアだった。
「何の知識もなかった」自分が担当として障害者と1対1で3日間を過ごす。「まっさらで、どうやってコミュニケーションを取ればいいかから始まる。服薬さえ当事者