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真の名古屋名物は『金のシャチホコ』よりも『パトランプ』だと思えてならない件

土日はノンジャンルで、自由に徒然なるままに…

名古屋市に単身住まいを初めて丸7年が経過。その間にオフィス移転がありましたが、以前のオフィスも今のオフィスも徒歩圏内ですので、約20分ほど歩いて通勤しています。
人間、気持ちをフレッシュに保つ為には、たまにはルーチンを崩すことも大切ですので、通勤ルートも時々変えて違う道をいろいろ歩いてます。

そんなことを繰り返すうちになんとなく感じたこと。
名古屋市内で『パトランプ(回転灯)』が矢鱈と目につく…。

パトランプ』は文字通りパトカーの屋根の上に鎮座する赤色灯ですが、現在のバー形状の大きなランプではなく、昭和の刑事ドラマに登場する円錐台形の、赤い電球が内部でクルクル回転するタイプのやつです。

その赤いのや黄色いのが、有料駐車場の出入口や工事現場に設置されているのは理解できますが、名古屋市では街中のあらゆる店舗の前に設置されている。
それは喫茶店だったりラーメン店だったり、或いは雑貨店だったり衣料品店であったり…
兎に角、路地から幹線沿いまで多くの店舗の前には『看板+パトランプ』がセットで設置されているのです。

筆者撮影(名古屋市西区の単身アパート近く)

そのパトランプの氾濫にどうしても違和感が拭えず、生まれも育ちも名古屋市だという友人に尋ねるのですが、『当たり前過ぎて気にしたことがない』と…
他府県ではあまり見ないことを指摘すると、『そういえばそうか…』とも。

気になって調べてみると、パトランプの製造メーカー最大手(その名もパトランプ社)は大阪にありますが、やはりその販売金額は愛知県がダントツのトップでした。
しかも多くの都道府県でパトランプが駐車場や工事現場で活用されている(忘れちゃいけないのがコンビニの入口上にも非常事態・緊急用に設置されている)のに対し、愛知県では前述のように飲食・物販を問わず店舗前の看板とセットで店頭に設置されているようです。

メーテレ『ドデスカ』2021/11/18

せっかく調べたので、その経緯というか理由にも触れておきます。

●まずは、愛知県がクルマ社会であること(車輛保有台数は愛知県が全国首位)。トヨタのお膝元でもあり、モータリゼーションの普及は他県より早く、その中で道路沿いの店舗の存在を遠方から目立たせる為に誰かが始めたのだろう。

愛知県に喫茶店が多いこと(喫茶店店舗数が愛知県が全国第二位)。一宮市や隣接する岐阜県と並んで有数の喫茶店大国であり、かつモーニング文化でもあるので、『営業中』を示す回転灯が客にとっても便利なのだろう。

メーテレ『ドデスカ』2021/11/18

まあ、『金のしゃちほこ』が誇りで、タクシーも金色に塗って、お土産の海老煎餅も金色缶にしてしまう名古屋人のことなので、県民が気に入っているならそれでいいですが…(苦笑)

因みに、愛知県と近隣の岐阜県三重県以外では、香川県の一部のうどん屋さんでパトランプが流行しているとの情報も。
ただしその経緯は、『昔、名古屋に旅行に行った店主が、これは目立ってイイナということでアイデアを持ち帰ってきた』とか…。やっぱり名古屋かい!(笑)

※いろいろなサイトから情報を集めてみましたが、メ~テレ(名古屋テレビ放送)さんの『ドデスカ』をリアルタイムで試聴していましたので、幾つかの写真もお借りしました。

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