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マット塗装がブームなるも夜間の視認性に問題ある件

8/4(木)のブログで、クルマのボディカラーの人気順を調べたら白が第一位(35%)で、黒が第二位(19%)だと書きました。
加えて、アンミカさんいわく『白って200色あんねん!』という話しも。
一方で、黒には左程のバリエーションが思い付きません。敢えて言えば、メタリック(ラメ=アルミフレーク入り)かソリッド(ベタ黒)か。

そこへきて最近、高級輸入車を中心に新たなトレンドが見られます。
艶消し、いわゆるマット塗装です。
黒かグレーが中心になりますが、中には白やその他のカラーでも艶消しを見掛けます。

実は既に、1960年代には艶消し塗装が存在したようです。
ラリーやレーシングカーで、運転席への照り返しが眩しいからとボンネットを艶消しにするクルマが現れたとか。

次にアメリカのマッスルカーやピックアップにて、全体を艶消しにすることでその無骨さというか精悍さ、迫力を増して見せることが一つの流行に。

さらには、2010年にアルファロメオ・ブレラが市販量産車として初めてマット塗装車を発売(限定車)。その後2016年にプジョー、2017年にはシトロエンと、欧州コンパクトスポーツ車がいずれも限定車ながらマットグレーを発売しています。

そして昨今はメルセデスとBMW、アウディ。
続いてランボルギーニにベントレーにポルシェと、マット塗装が一つのムーヴメントになりました。

国産車も負けじと、トヨタが限定車をリリースしてきます。
まずはハリアーの新型で、という噂もありましたが、現在はGRヤリス(マットブラック)とスープラ(マットグレー)に設定されているようです。

因みに、艶消し塗装のメリットとデメリットですが…
まずメリットとしては、圧倒的な存在感と周囲の車と一線を画す希少性。
デメリットとしては、そのメンテナンスの面倒さと難しさがあります。
まず洗車機は論外であり、手洗い時のシャンプーも専用のものしか使えない。
表面にクリア層がないので、細かいキズが入りやすい。
あと、飽きてしまって売却する時には、個性が強過ぎて高値がつかないとか…
尤も、この手のスーパーカーを乗り継ぐ人種は、高値転売にはこだわらないのかも。

ただ現実問題として、大きな苦言を呈します。
それでなくとも夜道で目立ちにくい黒のボディ。
艶消しとなるとライトの反射率も低く、夜道での発見が遅れがちです。
存在感だ稀少価値だという前に、安全面からは周囲にもデメリットしかない旨は承知いただきたいと思います!

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