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不器用だけど、ワイパーとリモコンキー電池くらいは自分で替えられた件

世の中にはこのタイトルを見て、『へぇ~』と思う方と『何を情けないこと言うてんねん』と思う方の2種類がいらっしゃるようです。

後者の方はお読みになる必要もないだろうし、読んだら読んだで『やはりその程度のことだったか…』と溜息をつかれる可能性もあります(苦笑)

クルマのお手入れ、DIYについて考えたときに、男女の属性でいうと、女性の場合はパートナー任せかディーラー任せ。男性の場合は、自分でやってみようかという人と、やっぱり不安だからディーラーに持って行こうという人。
これって所謂、アンコンシャスバイアスってやつ(苦笑)

『取り敢えず自分でできそうだな!』と考えて、オートバックスやイエローハットにパーツを買いに行くとして、輸入車や低年式車の場合はここでちょっとした壁にぶち当たることがあります。
パーツの適合表に、その車種に合うパーツが掲載されていなかったり、あっても取り寄せだったり割引なしの定価販売だったりするわけです。定価販売ってことは正規ディーラーと同じだから、だったらディーラーに頼む方が間違いないわなぁとか…
それから、例えば電圧が違う、モジュールが違う(ミリ基準かインチ基準か等)等で割安な汎用品が使えず、結局高額なものを別注する必要があったりもします。

ひと口で輸入車といっても、ある程度の富裕層で高級車に乗っていらっしゃる場合、『ま、クルマ好きゆえ自分でやっても出来ないことはないけど、面倒な作業はプロに任せりゃいいんだよ』って考えで、正規ディーラーに預けられるパターンが多いのかと思います。

一方で、輸入車の中でも私が乗っているような『大衆車』の場合、『少しでも安くあげたいんで、できるなら自分でやってみたいけど、どうも輸入車は独特で手を入れるのが怖くて…』みたいな方も少なからずいらっしゃるのかなと思います。

ただ注意すべきは、ちょっとクルマをいじれる自負がある方だとタイヤ交換やバッテリー交換くらいは自分でされる場合も多いと思いますが、輸入車の場合、車種によっては厄介な問題が生じます。
例えば、タイヤを固定するボルトの径が先ほど述べたインチモジュールだと手持ちのレンチが合わなかったり、そもそも Volkswagen車の場合はボルトとレンチのオスとメスが逆になっているので、専用工具がないとお手上げだったりするのです。そうなると、数年に1回の作業の為に高額な専用の工具を揃えるよりは、正規ディーラーに持ち込む方が却って安上がりな場合もあるわけです。

というわけで…
ここからはこの土日に私が実際に体験しましたDIYで、上記の考察とはあまり関係ありません(笑)

ふた月ほど前から、ワイパーにビビリが出始めました。
最初は、ガガガガッという細かい振動を伴うビビリでしたが、そのうち、ゴォ~という轟音と共にゴムが飛び跳ねるような症状も出始めて、これはもう交換だなと諦めました。

あまり距離を走っていないので、年式の割りに走行距離は短いクルマです。
前回のワイパー交換は、たしか購入後5年間の延長サービスプログラムに含まれていて、その期限ギリギリに権利行使しましたので、今から2年半ほど前のことになります。
いくら走っていないとはいえ、タイヤと同じくワイパーもゴム製品ですので、年月による紫外線・酸性雨の影響で硬化してしまっており、当然ながらビビリ始める頃合いです。

というわけで、Volkswagen Tiguan(2017y)のワイパー交換の手順を簡単に記しておきます。

①  まずブランドを決めます。
高性能なメーカー品なら BOSCHか PIAA。撥水性能を求めるなら SOFT99のglacoガラコ、お安く済ませるなら Autobacs Quality。
ただ、この中でガラコとオートバックスはワーゲン車専用サイズがなく、長さを自分でカットしたり、幾つかの形状の取付金具から合うものを選んだりする必要があります。

②  自車に合うゴムの長さ選び。
①で書いたように、車種別専用品がない場合は長めのものを買って自車に合わせてハサミでカット。BOSCHや PIAAであれば、メーカーサイトの車種別適合表から品番を探します。
Volkswagen Tiguan(2017y)の場合、運転席側650mm+助手席側530mmの2本が入った『A639S』というパッケージでドンピシャ!となります。
(この品番で、年式にもよりますが同じ Volkswagenの GOLFや兄弟車の AUDI A3/Q3等にも適合します)

③  ワイパーアームを立てる。
輸入車やスポーツタイプの車種の場合、ワイパーアームの根元がボンネットに隠れている形状がよくあります。『コンシールドワイパー』、或いは『セミコンシールド』といって空気抵抗を下げる為の作りでこのままではワイパーアームが立ち上がりませんので、ワイパーアームを立てる『隠しコマンド』を実行します。ワーゲン車の場合であれば、エンジンを切った直後にワイパー作動スイッチを1回押し下げることで、サービスポジション(ワイパーが一番上に来て止まる状態)になります。
それからおもむろにワイパーアームを立ち上げます。

④  古いワイパーを抜きます。
中央金具の四角いポチを押し下げながら、スライドさせて抜き取ります。
ワイパーゴムを抜き取った状態でワイパーアームがガラス面に当たると、ガラス面に傷がつくか最悪の場合にはヒビが入りますので、ゴムを抜いたら手袋なんかを被せて養生してやる方が無難です。

⑤  新しいワイパーを差し込みます。
同じ向きに新しいワイパーを差し込み、四角いポチがカチッと鳴ったら完了です。

⑥ 交換後、ガラスに水をかけて連続動作で数分間、馴染ませて完成!
この作業をするかしないかで、その後の持ちが変わる!と言われています…。恐らくはワイパーゴムの形状をガラスのカーブに馴染ませる儀式でしょうが、ま、気休めですね。

という感じで、初めてやった私でも、10分掛からずにできました。

と、ここで、思わぬトラブルがありました。
上記のワイパー交換に先立ち、クルマを開錠しようとしたら、リモコンキーが反応しません。
息子に訊いたら、2日前に乗った時はなんの異常も不具合もなかったと言いますので、運悪くたった今、リモコンキーの電池が切れたようです。

リモコンキーの電池は、実はしょっちゅう切れがちですので、必ず予備のボタン電池をクルマと部屋に備蓄しておいた方が良いと思います。自宅のガレージに停めっ放しにしておいても車両と電子キーは常時通信をしたがるので、電子キーは微弱電波を発し続けています。それを悪用したのが、『リレーアタック』という車両盗難犯罪です。
電池はワーゲンの場合、100均ショップで売っている【CR-2025】です。
先ほどの購入後5年間のサービス期間中に、3回ほどディーラーで無償交換してもらった記憶があります。が、今回はサービス期間が終了し、電池交換も有償で作業賃も掛かりそうです。
幸い、ボタン電池【CR-2025】は買い置きありましたので、自分で交換してみました。

①  ジャックナイフ型の物理キーを広げる。
②  側面の窪みから、VWロゴのある方の面フタを開封する。
③  開錠か施錠、いずれかのボタンを5秒ほど長押しする(信号リセット)
④  細いピンでボタン電池を外す。
⑤  同じ向きに新しいボタン電池を収める
⑥  面フタをはめる
⑦  ジャックナイフ型の物理キーを格納する

慣れてしまえば3分ですね。
今までなんでもディーラーに持ち込んで、待っている間に美味しいコーヒーを淹れてもらっていましたけど、無料サービスが切れた途端に自分でやろうと重い腰を上げた、ゲンキンなやつです。

冒頭に書きましたとおり、 DIYに慣れていらっしゃる方には『やはりその程度のことだったか…』と落胆されていることでしょう(苦笑)
車種が違っても、何かご参考になりましたら幸いです。

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