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通勤鞄は、とうとう『トートバッグ』に落ち着いた件
1月第3土曜日…
日次更新を週次更新に変えたら、気持ちはラクになりましたが1週間振りに書く筆が重くなっています。やはりルーチンってすごいですね…
去年まで毎週水曜日に認めていたように、オヤジのファッションに関して四方山話しを書いてみます。
ビジネスファッションがカジュアル化して、シューズも腕時計も、オンとオフ、平日と休日の区別がなくなっています。
カバンも然りでしょうか…
職種や役職によって持ち歩く書類やガジェットのボリュームが異なりますが、所謂『ビジネスバッグ』のイメージも昔とは随分変化してきたように思います。
昭和の終わり頃ですが、さすがに革の『アタッシェケース』は映画や劇画でしか見掛けなくなっていましたが、ZERO HALLIBURTON のアタッシェが流行った時期がありました。
アルミかジュラルミン製で、薄型のタイプ。
それまでアタッシェは黒革か茶革しかありませんでしたので、シルバーメタリックのアタッシェは一際目立ったものです。
これがバブル期の入り口頃ですね。
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因みに、薄い箱状の手提げ型書類用カバンを『アタッシュケース』と表記するのは誤りで、正しくは『アタッシェ』です。アタッシェ=大使館で働く駐在員や書記官が使っていたカバンというのが由来です。
バブル期には、TUMI が大ブレイク!
今でこそ『トゥミ』という発音がオフィシャライズされましたが、流行当初は『チュミ』だの『テュミ』だのいろんな発音が混在して、まさに『ツミ』作りなブランドでした。
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まだ個人向けの携帯電話が普及する前でしたが、折畳み傘や PETボトルを収納するホルダーを備えて、出張の多いビジネスマンのニーズに応えていました。バッグの内外にいろんな収納ポケットを備えるスタイルは、その後のビジネスバッグに引き継がれています。
また本革でなくとも、バリスティックナイロン製の軽量なバッグがビジネスシーンでも充分に使えるということを世に知らしめたという功績は大きいと思います。
平成に入ると有象無象のメーカーから、その TUMIを模倣したナイロンバッグが世の中に溢れ出てきます。
どれもが、手持ちの取っ手とショルダーストラップを備えた『2WAY』。
そして、スマホの普及とともに両手を自由にしたいよいうニーズが高まり、『2WAY』に背負いストラップを加えた『3WAY』バッグが主役となってきました。
特に、地方に較べて首都圏に於いては、
●IT企業等、旧来のビジネスマナーに縛られない新たなビジネスファッションが許容された
●電車通勤が殺人的な混雑であり、痴漢冤罪防止対策として3WAYバッグを腹側に回して両手で吊革を持った
●また電車を避けて自転車での通勤がブームになり、メッセンジャーバッグや3WAYバッグが重宝された
等の事情もあって、3WAYバッグがビジネスマンの必須アイテムとなっていきました。
●TUMIから広まったナイロン生地は、米デュポン社が開発した『バリスティックナイロン』を用いており、通常のナイロン繊維の約5倍の強度を持つと言われています。
●また、最近ではデュポン社から独立したインビスタというメーカーの『CORDURA』という記事も普及しており、こちらは通常ナイロンの約7倍の強度を誇るとのことです。
ところが2000年代に入ると、1つの長方形から提げ手やショルダー紐やリュック紐があちこちに飛び出した3WAYバッグがダサいものとして認識されはじめ、
●堂々としたビジネスリュック
●クラシックなブリーフケース
の2つに分化していったと思われます。
あ、今なお3WAYナイロンバッグから脱却できない御仁も多いかと思われますが、それはそれで構わないので、あくまでご参考として…
『リュック』がビジネス向けかどうかはしばらく議論に上がっていましたが、今や立派に市民権を得たと思っています。
尤も、ノートパソコンを収納しつつ黒革にも見える素材で、シンプルでスクエアなもの等、ビジネスシーンに耐えられるデザインのものが豊富に出回ってきたお陰であって、昭和世代が遠足の時に背負ったようなリュックサック、ましてやナプサック形状のものはご法度かと思っています。
ポイントとしては、長方形に近いスクエアなものほどビジネス寄りで、曲線が多いほどカジュアル。表面に何も装飾や機能ポケットがないほどビジネス寄りで、外ファスナーや収納ポケットが多いほどカジュアル。
そんな感じで選べばよいかと思います。
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で、かく言うアンタは?
と問われれば、ベースは本革製のしっかりした『ダレスバッグ』や『ブリーフケース』。
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そしてここ10年ほどの通勤は専ら『トートバッグ』ですね。
もともとは、トートもリュックに負けず劣らずカジュアルなものだと承知していますが…
toteは、アメリカ英語のスラングで『持つ』とか『運ぶ』の意。
アウトドアシーンで、重い食料や飲料や資材をクルマからキャンプ場まで運ぶのに開発されたと言われています。
商品化されたのは、あのLouis Vuitton社がホームパーティーのお土産にシャンパンを運ぶ為に作ったという説もあり、なんともセレブな逸話ですね。
トートバッグそのものは定義も広く、素材もキャンバス(帆布)やナイロン、コットン、デニム…、何でもいいわけですが、やはりビジネスでとなれば、レザー素材ということになります。
というわけで私は、通勤時のスーツや気分に合わせて、COACHの黒✕茶系のレザートート(トップ画像)と、黒✕ワイン系のレザートートを使い分けています。
ビジネススーツに靴やベルトなど革製品を合わせる時は、黒で統一するか茶系で統一すべし!といつかのブログに書きましたが、黒✕茶のトートですと、靴とベルトが黒の日も茶系の日も違和感なく併せられますので重宝します。
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他に、社内でノートパソコンや資料を抱えて会議室を移動する時に使っているのは、ナイロン製や合皮製のトート。
どちらも有名セレクトショップのロゴ入りですが、コンビニで売っている雑誌の付録だったりします(笑)
休みの日にスーパーに買い物に行く時は、L.L.BEANの厚手デニムの大型トート。
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トートバッグは、なんでも無造作に放り込める手軽さの一方で、いざバッグの中の探し物をする時にはなかなか見つからず焦ったりもしがち。
うまく収納して上手に付き合っていきたいものですね。
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