『アンガーマネジメント講座』をやる前に Google先生にお世話になった件
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昨年９月に『アンガーマネジメント・ファシリテーター』という資格を取得しましたが、正直、その資格を活かして具体的な活動をしたり、ましてや収入に繋がったりという状況ではありません。
『アンガーマネジメント』は、『怒らないようになること』を目指すものではなく、『無駄な怒り』や『よくない怒り』を抑えることで、『怒りの連鎖を断ち切っていこう！』という考え方であり、心の持ち方のトレーニングです。
怒る必要のあることに対して上手に怒れて、怒る必要のないことに対して怒らなくて済むようになることを目指しています。
その理論と実践を人に説明し普及させる資格を習得したわけですが、その学習の過程で自身の『怒りのコントロール』が少しはできるようになり、ほんの少しですが、以前よりは心穏やかに過ごせるようになった気がしています（と日記には書いておこう…）。
そんな私に、ひょんなことから『アンガーマネジメントの講習をやってみないか？』とのお話しが２件、社内と社外から舞い込んできました。折しも、まん延防止等重点措置期間が延長されるなか、オンラインでのリモートセミナー（昨今はウェビナーと呼ばれますね）での開催です。
私自身、オヤジバンドで大勢の前で恥ずかしげもなく演奏し唄っているくらいですので、人前で喋ること自体は大きな抵抗はありませんが、セミナー講師の経験はありません。
バンド演奏でも『歌詞カード』が欠かせないタイプですので、セミナーも台本なしにやり遂げる自信がないわけです。
一応、デモ音声はあるんです。
ただ、あまりにもスラスラ流れるようにお話しされているし、自分の言葉ではないし、参考にはなるもののこの通りにはできません。いや、デモの通りやるならテープ流しておけばよいわけで、そうじゃなくてデモをベースに自分流に喋りたいのです。
ということで、無謀にもこのデモ音声の『文字起こし』にチャレンジすることを思いつきました！
『文字起こし』って、正直めちゃくちゃ時間掛かるわけですよ。
キャリアコンサルタントの勉強をしている時にも、自分の面談ロープレを録音したものを文字にする、つまり『逐語録』という課題があって、随分と苦労しました。
なにしろ２～３分のやりとりを文字に落とすだけで、何度も止めたり戻したりして約15分は掛かる。30分間のロープレを逐語録にするのに、約３時間掛かって疲れ果てたことを思い出しました。
今回、デモ音声は約90分です。単純に５倍と考えると約８時間と気の遠くなるようなボリューム！
もうあのような苦労はしたくない…
そこで思い付いたのが、『Google文字起こしアプリ』でした。
いざやってみると、あらら簡単！
デモ音声を再生しておくだけで、ＡＩがどんどん word文書を打ち込んでいってくれます。
途中、長い沈黙とか聞き取れない言葉が続くと、ＡＩがフリーズして文字が止まってしまいますので、付きっ切りでスタートボタンを押し直す操作は必要でした。それでも、ゼロから文章を打ち込んでいくことを思えば、魔法か！というくらいのスピードで文書を作成してくれた Google先生には驚愕です。
さて出来上がった文章、約29,000文字に及ぶ大作ですが、実は句読点が一切ありません。
それと、肝心な専門用語は全て別のヘンな言葉になっています。また全く意味の分からない奇妙な文章も散見されます。
それを最初から見直し、もう一度デモ音声を聴き直しながら修正作業していたら、しっかりこの土日２日間が潰れました(笑)
適切な句読点を打って、意味を考えながら読みやすいように改行し、段落を変えるだけで Ａ４用紙約40枚に！
修正しながらデモ音声を何回も聴き直す作業を経て、結果的にはかなりしっかり自分の頭の中に入ってしまいました。例えるならば、定期試験の前夜に細かい文字で必死にカンニングペーパーを書く作業をしているうちに、カンニングしなくても済むくらいに暗記してしまったような懐かしい感覚…。
いや、知らんけどそんな感じかなと(笑)
さぁ、３月のいつになるかまだ未定ですが、社内と社外でお話しをいただいた『アンガーマネジメント基礎講座』の出番が楽しみです！
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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