嚙み合わない会話から『新商品』のアイデアが産まれたかもしれない件
土日はノンジャンルで、自由に徒然なるままに…
入社した頃に教えられた古典的なマーケティング理論に、『ニーズとシーズ』というのがあります。
ニーズ(needs)とは世の中の顧客が求めているもの(製品やサービス)で、それを開発し提供することが『消費者起点』のマーケティング。
シーズ(seeds)とは『種』であり、企業が持つ独自の素材・技術・企画力のことで、これを活かして世の中に新しい製品やサービスを問い掛けるのが『生産者起点』のマーケティング。
それでいうと、『あったらいいなをカタチにする』という某製薬会社のキャッチコピーは、まさに『ニーズ型』。
逆に『シーズ型』の事例としては、海外の製薬大手が狭心症治療薬の臨床試験を繰り返すなかで、当の心臓への血流効果が認められない代わりに被験者の男性器への血流が増加するという事象が発見され、その『副作用』を別の病気(ED)の治療薬として上市されたという逸話もありますね。
それはさておき、今回、ひょんなことから新しい商品の発芽の瞬間を目にした、いや耳にした時のお話しです。
名古屋市から三河(愛知県東部)方面に向かい、メンバーとの面談の為にレンタカーを走らせていた時のFMラジオ。
朝の聴き慣れた番組、馴染みのパーソナリティでしたが、番組では定期的に『お天気コーナー』を挟み、女子アナウンサーが読み上げたりします。
そしてお天気を伝え終わった直後に、男性パーソナリティが台本にない質問をして、アドリブに慣れていないアナウンサーが返答に困ってしどろもどろしてしまうコーナーがあるのです。
そこで時間切れとなり、CMです。
CM明けに男性パーソナリティが先ほどの会話を一人で掘り返します。
思い起こせば、アドリブに慣れていない若い女性アナウンサーの天然ボケ、というかCM前の残り数秒で気が焦って口から出てしまった恥ずかしい失言でした。それを男性パーソナリティが責任持って拾い上げ、なんとか美談に仕立てました(笑)
ありそうでなかった充電式携帯フライパン!
BBQに最適ですね(笑)
追記、
『充電式携帯フライパン』が本当に商品化されていないのか、念の為に調べてみました。
現在、家庭に一般に普及しているホットプレートの出力が 1000~1400Wですから、電気エネルギーを熱変換するのは、音や光に変換することに較べると相当な蓄電量が必要と想定されます。1000Wといえば電子レンジ約2台分、或いはヘアドライヤー並みの出力ですので、それを長時間継続使用するにはかなりの蓄電池容量が求められますね。
探してみたら、海外ですが鍋兼用のバッテリー式フライパンが発売されていました!
ただし…、出力は 300W。お湯を沸かすことはできますが、目玉焼きを作るには心許ない数値でした。あと3年も待てば、どこかのベンチャーか或いはIRISオーヤマ辺りから出てくるのかな(笑)
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