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紅白歌合戦の加山雄三と桑田佳祐に感動して、演歌歌手に同情を禁じ得ない件

新年1月第2土曜日…
去年まで毎週火曜日に音楽に関してしたためていましたが、第2土曜くらいにまた書いてみます。

そうそう、昨年末12月27日(火)に『なんだかんだで紅白歌合戦を録画して観てしまう昭和40年男の件』を書きました。
そのタイトルどおり、録画したものを(『ガキ使』がなかったこともあって)例年よりゆっくりと元日に楽しんだわけですが、そこで私が抱いた感想と全く同じ内容のネット記事を見つけました。我が意を得たり!と喜んだものの、その記事が見つからないものですから、新年ももう2週間になろうというこの頃ではありますが、記憶にある範囲で書き留めておきたいと思います。

記事と同じ想い!というか、私の想いと同じ記事の内容は2つあって、1つは今回の紅白出演で(公開での歌唱を)引退する加山雄三のステージと、今一つは、演歌歌手の歌唱中にバックで行われる余興についてでした。

まずは加山雄三さんですが、1937(昭和12)年4月生まれの御年85歳…
うちの父親と同い年です。
ま、日本の『若大将』ですから、一般市井民であるうちの父親とは較べるべくもありませんが、それにしてもその立ち姿、肌の艶、毛量、素晴らしいものがありますね。

そして、歌手としての発声と声量。
ご自身が納得して披露できる、おそらくギリギリの線だったかと推察しています。若大将として今より少しでも衰えた歌声を聴かせるわけにはいかない、そんな矜持が感じられる紅白のステージでした。

天然パーマで『ブラボー!』が過ぎる司会者にコメントを求められた黒柳徹子さん。
マイクと間違えてペンライトを持って音声が拾えないお茶目な場面もありましたが(苦笑)、『もう少し聴きたかったわぁ』などという無邪気な要望を電波に乗せられるのも徹子さんならではです。それに対して(小声だけれどもハッキリと)『もういいよ』と苦笑いで呟いた加山雄三さんがとても自然な感じで感激しました。

この辺のNHKの演出に関しては、『加山雄三に失礼だ!』だの『最後のステージを飾るのにあの扱いでいいのか?』等、厳しい意見も多々あったようですが、コテコテのゴージャスなお見送りは若大将自身が辞退するだろうなと思います。

それよりも何よりも、後に出演した桑田佳祐率いる『同級生バンド』がアコギ4重奏で若大将の名曲『夜空の星』を披露。
『同級生スペシャルバンド』(世良公則・野口五郎・Char・佐野元春)については以前に書かせていただいたことがありますが、彼らの新作である『時代遅れのRock’n’Roll』を初披露する前に敢えてこの『夜空の星』を演奏したことは、桑田佳祐さんなりの若大将に対するリスペクトの表れと思えて、思わずブラウン管もとい40型ディスプレイの前で涙腺が緩んでしまいました…。

さらには、いすゞトラックが大好きな大友康平さんがドラム叩いたり、何故か浜ちゃんの息子がベースで入ったりと、桑田さんのプロデュースセンスにはいつも感動します。
(ところで、『夜空の星』のアコギ合奏に同級生の佐野元春さんが居なかったのは何故?との声もありましたが、2曲は別撮りで、『夜空の星』を撮った日は元春さんの体調が思わしくなかったというのが実情のようです…)

さて、もう1つの感想ですが…
ま、敢えて書かなくてもいいんですけどね。
大御所の演歌歌手が順次、選出から漏れたり、また自ら紅白引退したりというお話しを書いたところですが、残された演歌歌手の扱い方がどうしても納得いきません。

山内惠介さんはきつねダンスとコラボしたかったのか?(いや、本人が希望したのならそれもアリですが…)
水森かおりさんは謎解きで紹介して欲しかったのか?
ま、三山ひろしさんがけん玉のギネス記録に挑戦したり、氷川きよしきーちゃんが豪華セットと金ピカ衣装で飛んだりするのは本人の意向だから良いんだけど、それにしても、アップテンポのダンスナンバーに較べて歌詞や情緒を大事にするはずの演歌で、過剰なコラボ演出が過ぎてその歌詞や歌唱力に集中できません。これではNHKと歌手自らが演歌の魅力を殺してしまっていると思えてならないのは、私だけでしょうか…

演歌は演歌として、若い層に媚びずにじっくりと聴かせて欲しいと切に願います。

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