見出し画像

学生時代と今とで同額の自動車税を納めている件

木曜日はクルマ関連であれこれ。

自動車税の請求書、もとい納税通知書が届いてますね。
毎春のことですが、4/25に入金された給料がGW明けに減った頃にしっかり届きます。

何度か書いていますが、4年前にクルマを買い替えました。
以前は、2000年式 VOLVO V70 CLASSIC(直列5気筒・2400cc)
今は、2018年式 Volkswagen Tiguan TSi(直列4気筒ターボ・1400cc)

ナンバーが綺麗に消せません(泣)

VOLVO V70 には19年間乗りましたが、登録から13年超の車両には15%の重課税が乗りますので、自動車税は年額51,700円を納めていました。
(2.0-2.5Lクラス45,000円+重課6,750円の千円未満切り捨て)
上記は乗用車でガソリン車の事例ですが、これがディーゼル車の場合は11年超で重課が始まります。軽自動車の場合は13年超からですが、重課は20%です。
さらに、乗用車については自動車税に加えて自動車重量税も重課されるわけですが、13年超で約40%、18年超でさらに約10%の重課となります(軽自動車は13年超で約24%、18年超で約7%)。
従って、VOLVO V70を売却(下取り)する直前の年は、ダブル・トリプルでいわゆる(悪名高き)『旧車税』を支払っていました。
確かに平均燃費は街中で約6km/Lと褒められたものではありませんが(高速道路では11km/L)、年間走行距離は3千kmでそんなに道路や大気を汚染した自覚はありません。旧車を処分して新車を製造する方が地球に負担を掛けているはず。うちの VOLVOから多めに徴収した分、『エコ減税』とやらで燃費の良い一部の新車の自動車税を優遇していたわけですが…。

そんなこんな言うてるうちに VOLVO V70 のあちこちにボロが出始め、ちょうど Volkswagen Tiguan の特別限定車が発売されましたので、そちらに買い替えた次第です。
出力を比較すると、
V70 が、馬力170ps/6100rpm、最大トルク23.5kg・m/4800rpm に対して、VW Tiguan が馬力150ps/5000〜6000rpm、最大トルク 25.5kg・m/1500〜3500rpm。車両重量はどちらも1530~1540kgとほぼ同じなので VW Tiguanの出力値が見劣りして見えますが、最大馬力・最大トルクの発生ゾーンがかなり低回転域ですので、街乗りでは圧倒的に VW Tiguan の方が軽やかに加速します。

その自動車税ですが、1.0-1.5Lクラスですので年間34,500円
残念なことに Volkswagen Tiguan はエコカー減税の対象ではありませんでしたが、それでも V70と較べて年間で17,200円も自動車税が安くなりました。

両車の燃費については、V70が10モード/10・15モード燃費で9.2km/L、TiguanがJC08モード燃費16.3km/Lと、時代による計測基準の違いもあって比較できませんが、大幅に改善しているのは確かです。

ところで、現在の Volkswagen Tiguanの自動車税が34,500円ですが、1986年に自分が初めて買った HONDA CIVIC 25R(通称ワンダーシビック)に支払っていた自動車税と全く同額です。
CIVIC 25R は OHC 4気筒/1500cc。馬力90ps/6000rpm、最大トルク12.8kg・m/3500rpm。燃費は10モード15.6km/L(MT)、60km定速25.5km/L。馬力やトルクが貧弱に見えますが、車両重量が800kgと上記2車種の約半分!ですので、ぶっ飛んでました。
60km定速走行時燃費というのも懐かしい!

調べてみたら、現在の排気量クラス別自動車税額って1989(平成元)年に制定されたきり、33年も据え置かれてる!
この春は、『うまい棒』が42年振りに2円値上げするだの、大手清涼飲料のPETボトルが28年振りに20円程度値上がりするだのと騒がれていますが、自動車税も(旧車増税を除いては)随分と据え置きで頑張ってきたんだなと思いました。

ちなみに、昭和の時代・・・
医者や政治家が大きな丸目のベンツに乗っていた頃、いや、私が小学生の頃には町内でもカマロトランザムみたいなアメリカ車が何台かありました。
あの頃の自動車税って、ナンバープレートが5ナンバー3ナンバーかという区分で大きく変わります。
つまり、エンジン排気量は2L超か以下か?
車幅は170cm超か以下か?
2L以下かつ幅170cm以内が5ナンバーで、小型自動車と呼ばれて若干優遇。
2Lを超えるか幅170cmを超えると、普通自動車と呼んでもらえる代わりに、小型自動車の2倍以上の自動車税が適用されていました。
即ち、3ナンバー=富裕層の所有物であり、車両価格も高額でした。
街なかの有料駐車場で『3ナンバーお断り!』との張り紙が一部でまだ残っていますが、それは車格が大き過ぎて入庫できない事に加えて、高額な車両を傷つけて責任を負いたくないとの気持ちの表れでもありました。
今や販売台数トップのプリウスが3ナンバー、日本の国民車 TOYOTA カローラでさえも3ナンバー化しており、『3ナンバーに乗っていること』の優越性は一切ない時代ですね。

あとご参考までに、現在に至る排気量クラス別自動車税額の推移を記しておきます。
※1978年以前については、排気量区分だけでなく軸距(ホイールベース=前輪軸と後輪軸の間の長さ)による区分も加わって煩雑でしたので、割愛します。

●1979(昭和54)年改正
小型自動車5ナンバー/排気量1L以下 25,500円
小型自動車5ナンバー/1L超〜1.5L以下 30,000円
小型自動車5ナンバー/1.5L超 34,500円
普通自動車3ナンバー/3L以下 71,000円
普通自動車3ナンバー/3L超〜6L以下 77,000円
普通自動車3ナンバー/6L超 129,000円
 
●1984(昭和59)年改正
小型自動車5ナンバー/排気量1L以下 29,500円
小型自動車5ナンバー/1L超〜1.5L以下 34,500円
小型自動車5ナンバー/1.5L超 39,500円
普通自動車3ナンバー/3L以下 81,500円
普通自動車3ナンバー/3L超〜6L以下 88,500円
普通自動車3ナンバー/6L超 148,500円
 
●1989(平成元)年改正
(小型自動車・普通自動車の区分廃止)
排気量1L以下 29,500円(24,000円)
1L超〜1.5L以下 34,500円(30,500円)
1.5L超〜2L以下 39,500円(36,000円)
2L超〜2.5L以下 45,000円(43,500円)
2.5L超〜3L以下 51,000円(50,000円)
3L超〜3.5L以下 58,000円(57,000円)
3.5L超〜4L以下 66,500円(65,500円)
4L超〜4.5L以下 76,500円(75,500円)
4.5L超〜6L以下 88,000円(87,000円)
6L超 111,000円(110,000円)
 
※()内=2019年10月1日以降に初回新規登録を受けた自家用の乗用車から、自動車税(種別割)の税率が引き下げられています。
※軽自動車(乗用・自家用・4輪)は2015年に7,200円から10,800円に改定されています。
※電気自動車(EV)は年29,500円(2019年10月1日以降に新規登録されたEVは25,000円)
最後までお読みいただき、ありがとうございます。『♡スキ』いただければ励みになります!
フォローやコメントも、さらに嬉しいです!
曜日ごとにテーマを決めて毎日書き綴っています。ご興味あるカテゴリーのバックナンバーも是非ご一読ください。
下線部をタップいただければ、各マガジンに飛びます!
(月曜日)キャリア・定年・週末起業
(火曜日)音楽・ギター・楽器
(水曜日)オヤジのファッションウォッチング
(木曜日)ええ歳こいてクルマ好き
(金曜日)グルメとお酒のお話し
(土曜日)徒然なるままにノンジャンル

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?