映画レビュー:虎狼の血

こちらのレビューは2018/5/13にfilmarksに投稿したレビューになります。

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紛れもなく、ヤクザ・エンターテインメント!
久しぶりに気持ちのいいヤクザ映画を観たなあ。

千葉真一気取り、上等じゃないか。むしろ、しっかりリスペクトを感じたのは私だけでしょうか?

東映のロゴからの始まりに静かな興奮をおぼえつつのスタート。
バイオレンス描写について、エグ過ぎず生易しすぎずのところをかなり考えられたのでは?と感じました。

役者さん達の気合を感じました。気迫というか。
そして楽しんで作ったに違いない。
石橋蓮司さんの生首もとても上手!!(上手て。)
エンコ詰めのシーンや真珠摘出のシーンなどの高いクオリティに、美術さん達の仕事に感動。

白石監督、彼女がその名を知らない鳥たちでは、観る者の心をコレデモカと抉ってくれましたが、今作は爽快でかっこよくて、男臭い。

プッツンした役所広司、大いに楽しませてもらいました。

余談です。
横浜市内のファミリー層向け映画館で見たのですが(上映してることも意外だったし、ネットでチケット予約時もガラ空きだった)、は60~70代の観客が大半を占めてました。
かつての仁義なき戦いファンなのだろうなあと。
その時代をよく知る、人生の諸先輩方の評価も気になる私なのでした。


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