カラダとクスリに振り回される日々! 大人になるって、たいへん!!の巻

 本題の前に。お店で生理用品をお買いになる男性たちへ心からの感謝と祝福を送ります!! あなた方に幸あれ☆☆

 生理用品をお買いになる男性たちは、たいてい不機嫌な顔をしています。たぶん「生理用品なんて買うのは恥ずかしい」「なんでオレが生理用品を買わなきゃいけないんだ」そう不満に思っているのでしょう。でも大事な誰かのために生理用品を買うあなたを見ている店員(わたし)は「なんて優しい男性なんだ! あなたに幸あれ!」本気でそう思っています! 痛くて起き上がれない、しんどくて買いに行けない、そういう女性はたくさんいます! その女性たちの代わりに買ってくださる男性に、心からの感謝と祝福を贈ります! あなた達こそ真のヒーローです☆ ヒーローに幸あれ! そして今は尊敬されるその行為が、当たり前のことになる時代が来ますように! 男性にも生理の辛さを理解してほしいし、同じように男性の辛さを女性が理解できる時代になりますように! そして男性でもなく女性でもない方たちも、自由にのびのびと生きられる時代になりますように!! 

 では本題です。毎月開催される血祭り☆パーリー(生理)のせいで重度の貧血になってしまい、まともに働けなかったソウ マチです☆ 貧血がひどすぎて立てない! レジで働くなんてムリ! どうにかしなきゃ!!
 おかげさまで小説を書くことはできていました。けれども今思うと、アイデアが降りてくるのに時間がかかっていたような……。今なら1日で考えつくことが、当時は3日くらいかかっていました。やはり執筆にも良くない影響が出ていたようです。

 生理を軽くするお薬をもらって服用していましたけれど、それでもレジで働けない! 先生、パーリー☆にならないようにしてください! ヤツの息の根を止めてください!

 パーリー☆が開催されなくなる注射(!)をすることになりました。毎月1度、病院へ行って注射を打ってもらいます。昨日は注射の日で、彼氏さんに車で連れて行ってもらいました。初回に注射の跡から血が出て大事件になったので、もし事件が起きても無事に帰ることができるよう車で連れて行ってもらいました。(彼氏さんもヒーローです☆ 彼に幸あれ!)

 今回で3度目の注射になるのですけれど、注射の副作用がなかなかのもので……。注射をスタートするまで血圧は正常(80ー120)でした。ところが注射をしてから急に血圧が爆上がりした! 毎日計っても(110ー175)くらいで下がらない! 毎日の数値が動かないので、ある意味安定していると言えるのですけれど、そんな安定は求めていませんから!!

 血圧のせいで常に頭がガンガンして痛い。正常な方はわかりにくいと思いますけれど、あなた様が理不尽なことで責められて「はああ!?」って怒った場面を想像してください。ぜんぜん悪くないのに責められたら頭にきてカッカすると思います。その状態が24時間続いている感じ。ただでさえガンガンするのに、実際に理不尽なことで責められるとさらに血圧が上がり、血管が切れそうになります(苦笑)。

 そして急に汗だくになる! 更年期になると「ホットフラッシュ」と呼ばれる症状が出て、急に暑くなって汗をかくと聞いていましたけれど、本当に急でビックリします! いつ汗だくになるかわからない! 自分のカラダなのに自分のカラダじゃないみたい!! でもこの症状は、ちょっと楽しいです(;^ω^) 今までずっと冷え性で汗をかかなかったので、汗をかく状態がおもしろい。ww それに死体みたいに冷たかった手足がホカホカになったのも、うれしい誤算でした♪♪

 けれども血圧はヤバイ気がする……。頭がイタイだけなら我慢しますけれど、血管が切れたらタイヘン!! 今のところ人生に後悔はないので血管が切れてバタンと死ぬなら満足ですけれど、後遺症が残った状態で生きてゆくのは困る! なんとかしなきゃ! 大人になるのもタイヘンだ!!

 産婦人科へ行き、注射と高血圧の治療をしてもらいたいとお願いします。本当は血圧が正常じゃないと注射をしてもらえないのですけれど、そんなコト言ってる場合じゃない。注射をせずにパーリー☆が開かれると、1週間は寝たきり生活でバイトをクビになってしまう。働くために注射は必須!

 なんとかねじ込んで注射をしてもらえることになりました。わたしだって注射はイヤだけど、そんなワガママ言ってる場合じゃない。わたしは働いてお給料をもらって生きてゆかねばならないのです!

 50代と思われる優しい看護師さんが注射セットを持ってきました。ベッドで寝ているわたしに話しかけてくださいます。

看護:ごめんなさいね。太い注射だから痛いと思うの。ごめんね!

 経験豊富な看護師さんが「太い注射」とおっしゃるからには、本当に太いのでしょう……(涙)。筒は親指より太いし、注射針はエンピツの芯くらいの太さです。たしかに太いよな……(涙)。

 ちょっと話が逸れますけれど「血を搾(しぼ)り取られていた時期」の話をしていいですか? 大げさでもなんでもなく、本当に血を搾り取られていた時期がありまして……(苦笑)。

 以前に働いていた職場の上司の弟さんが、日本赤十字社の社員さんでした。彼は献血センターにお勤めで、常に献血者を探していた。血が不足すると「献血に来てもらえないか?」そう頼まれて、当時は健康だったので献血に行っていました。最初は時々だったのですけれど、どうやらわたし個人をロックオンされたようで献血できる時期になると、すぐお声がかかる。献血のレギュラー扱いされるようになってしまった……。そして400mlの献血をしていたのですけれど、この針が太いんですよ!! 毎回「ぶっとい針やな……」と思いながら献血をしていました。 人様のお役に立てるなら立ちたいし、何度もやっていると慣れてくる。200mlや成分献血も合わせると、献血回数は50回を超えたと思います。

 閑話休題。話を元に戻します。
 当時は人様のお役に立ちたいと思って献血していましたけれど、今回の治療でその時の経験が役に立ちまして「情けは人のためならず」を痛感しております! そうです! 針が太くても平気なのです! だって慣れてるから!! 

 慣れてるとはいえ痛いモンは痛いですし、注射の後は気分がダダ下がりします。それでも他の方に比べたら、回復は早いほうだと思います。気を取り直して高血圧の治療をしてもらえるか看護師さんに尋ねたところ、循環器内科の受診をすすめられました。産婦人科で血圧の治療は難しいらしい……。

 どうしたもんかと考えながら会計を済ませて、待っていてくれた彼氏さんの車へ乗り込む。今後の通院のことを考えると、チャリで行ける近所の病院がいい。血圧の病院、どこか知りませんか?

 彼氏さんが教えてくれたのは、アパートの近所にある病院でした。そこならチャリで通院できます! 今日は注射を頑張ったから、もう頑張りません! 別の日に行きます。

彼氏:予約だけでも取りにいってはどうですか?
ソウ:じゃあ、予約だけ取りに行きます。

そして病院の受付へ行ってみると……、

受付:いまなら待ち時間ゼロです! ぜひ受診を!
ソウ:え? え?
受付:すごいラッキーです! いまならすぐです!
ソウ:え? え?
受付:この問診票にご記入を! それからお熱と血圧も測りましょう!

あれよあれよという間に受診決定! 気づけば診察室で先生と向かい合っていました。なんで??

先生:おそらく注射の影響で血圧が上がったと思われますが、51歳という年齢から高血圧になってもおかしくない。
ソウ:はぁ……。
先生:いずれにしても危険な状態なので、血圧は下げないとダメです。
ソウ:はぁ……。
先生:でも今の状態から正常な血圧に下げると、急な変化でよくない症状が出ます。
ソウ:はぁ……。
先生:まずは少し血圧を下げて、ようすを見ながら正常値に近づけていきます。
ソウ:……お願いします。

診察を終えて部屋を出ると、たくさんの患者さんが待合室で待っていた。本当にラッキーで、待ち時間ゼロだったんだ……。

出された処方箋を持ってドラッグストアの調剤薬局へ行きます。優しそうな女性の薬剤師さん(しかも若くて美人)が親切に聞いてくださった。

薬剤:高血圧のお薬は初めてですか?
ソウ:生まれて初めてです。注射の副作用で高血圧になったと思うのですが……。
薬剤:お注射はなんという名前ですか?
ソウ:〇〇です。
薬剤:ちょっとお調べしましょうね……。この注射で高血圧になるようです。
ソウ:やはりそうですか……。
薬剤:ですが一過性な場合もあるそうです。
ソウ:え!? しばらくしたら自然に血圧が下がるってことですか!?
薬剤:自然に下がる「可能性がある」ということですね。
ソウ:やった! 希望が出てきました! このままずっと高血圧が続くんじゃないかと、落ち込んでいたんです!
薬剤:断言はできませんが、一時的な可能性もあります。
ソウ:いまはそれで十分うれしいです!
薬剤:ほかにもホットフラッシュのような症状が出るかもしれません。
ソウ:それはすでに出ています。

そしてもらったお薬は、小さな錠剤でした。一日に1個飲むらしい。
「こんな小さなお薬で大丈夫かいな?」そう思いながら、彼氏さんに買ってもらったイチゴを食べてから薬を飲んで一晩明けると……。

頭痛が治った! 頭がガンガンしない! 薬って、すごい!! あんなに小さいのに効くんだ!! 下は110がフツーだったのに、103に下がってる! そして170代だった上が159になった! そして少し淋しいのですけれど、ホットフラッシュは起こらなくなりました。急に汗が出ないのは助かりますけれど、ホカホカしないのがちょっと淋しい……。

そういうワケで、着実に大人の階段を上がっております(苦笑)。もう立派な「大人の女」です(苦笑)。

めんどくさい大人のアレコレを通過して、つぎは老人になってゆくんだろうなぁ~。そしていつか死ぬんだろうなぁ~。老人になるのも死ぬのも生まれて初めてだから、どんな風になるのかわかりません。

ちょっと怖いけれど、でも…………、






ちょっと楽しみな気がします♪♪ 死ぬ間際に何かでかいボケをかましたいです☆ そして「ソウさんは、本当にフザけた人だった!!」と伝説を残したいです☆

  

 

サポートも嬉しいですけれど、拙書「姫さまですよねっ!?」をぜひご笑覧くださいませ(^▽^)/ 愉快で楽しい本です♪♪