教育とは

こんばんは。今日は東京も星が綺麗。

昨日、Audi Delight Cafeとしてイベントに出店してきました!屋台という形での出店は初めてでしかも2週間くらい前にオファーを頂いて手探りの超スピードで準備しました。まずは、私のメニュー案に対してアイデアを出してくれて当日早朝の発送まで仕込みをしてくれた店舗スタッフに感謝です、ありがとう!

さて今回はAudi Delight Cafeの前の店長通称アンソニーに手伝ってもらって行ってきたよ。さらに初めて仕事の現場に娘を連れて行った。結果としては初めてというくらい自分のやってきたことが娘のためになったと言う実感。子供ってやっぱりすごいよね、学んですぐに行動する。成長のスピードが大人の何倍もあって数時間でまるで別人のよう。また別の角度から見ると、私が思っていた以上に既に成長していたんだなと。子供として接しないで一人の人間として尊敬して尊重して向き合おうって改めて思った次第。

教育ってなんだろうか。

今娘は小学校3年生。毎日ランドセル一杯の道具を詰め込んで3、40人が同じ黒板を見て同じ速度で学んでる。私が小学生だった30年前と何一つ変わっていない。変わったと言えば、黒板とPCを併用して先生の労力が多少軽くなったのと、日々の宿題や持ち物の連絡帳がGoogleのタプレットに置き換わってオンラインで確認できること、休んだ日は映像で授業に参加できることくらい。なーんにも変わっていない、それどころか私たちの親の世代を遡っても変わっていない。時代はデジタル革命の真っ只中で昨日と今日でも世界が変わるのに何も変わっていない。これはとてもまずい事だと私個人は感じていて娘には小学校3年生以降は学校よりも興味のあることに時間を使うように伝えている。もちろん日本の教育は世界で素晴らしいから字が読めない人はまず居ないし、挨拶や規律も守れる。これは素晴らしいからこれらの仕組みがない国にはこの教育を輸出した方がいいと思う。ただその素晴らしさも小学校3年生くらいまでをしっかりやればいいのかなと。今すでに無個性に価値は無くなっていて高度成長期に重宝された規律を守り決まった仕事をこなす人材は生き残れない。変化の早い世界で自分自身も変化して行動できる人が世界のスタンダードでその中でさらに能力や経験の有る無しが問われる。今現在もそうだけど未来はさらに日々のこなす仕事を選んでしまう人は勝負するステージにすら上がれない。

でも学校が悪い場所なわけじゃない。楽しい友達とも出会えるし学ぶ楽しさもある、歌を歌ったり絵を描いたり何か作ったり、家にいるともしかしたら触れなかった事も体験できる。でもね、大前提として高度成長期に必要だった規律を守り決まった仕事を大体同じ速さとクオリティでこなせる人材の育成が大事だった時の教育なの。個性は統制しづらいから悪い事と見なされ矯正される。

学校公開で学校に行った時、授業で描いた絵が廊下に貼り出されてたの、クラス全員分の。1年生はみんなバラバラな色使いやテーマ、世界観。1年生だから技術としての絵は上手ではないけど自分のやりたいこと、感じた事を素直に表現してた世界に一つとない作品ばかり。階段を上がって6年生の絵も見てみた。みんな上手!6年間の授業で培った技術と経験が確かに結果としてあった。でもみんな大体同じ画角で色使いで無個性。これを実際に見てゾッとしたのを覚えてる。知らず知らずの間に個性が削ぎ落とされて大人の望む絵を描いてるように感じだ。この人達が大人になって社会に出て働く頃には今よりもっと世界が多様化していて個性とか経験が特異であれば特異なほど価値が増しているはず。その中に放り込まれてどうやって個性を消された人が生きていくのだろうと。大人達はもちろん良かれと思って自分達が受けた教育をよりしっかりやってもらいたいと思ってる。一生懸命やってる。でもそれは本当に子供達の為になるだろうか。ならないと思う。学校の良いところは読み書きができるようになって友達ができて強制的にいろんな事を体験させられる所。その部分は大切にしながら興味のあることが見つかったらとことんそれを追求してどんなに狭い世界であろうとそこで第一人者になってもらいたい。それで価値を届けられる世界だよ。

イベント会場で仕事を与えられた娘は大人達相手にお会計の計算をしたり、おすすめの声かけをしたり必死にやってた。一つ出来るととても誇らしげにこちらを見て満点の笑顔をしてた。算数を学んでよかったって言ってたし、お金を貰うのって大変だねとも言ってた。学校では基本同じ歳の友達と過ごしているけど、その日は幅広い世代の方々と交流できたのも良い経験になったかな。販売終了後には「もっと買ってもらうためにはもっと子供にわかりやすいメニューがいいんじゃない?」ってダメ出しもされた。笑 出してたメニューは
・焼きたて近江牛ハンバーガー
・クラムチャウダー
・ほくほくトリュフポテト
・とろーりフォンダンショコラ
確かにね。笑  親子マラソン大会の会場だもん。柏の葉公園はとても良い場所でした。

教育って難しいね。答えはないし、学校だって良いところはたくさんある。
私が思うのは教育とは「過去を学び未来に何が出来るのかを考えること」
不確実な未来に答えは用意できないから自ら考えて行動できる人物になってほしいなと思って娘と向き合っています。チャレンジしたい事には背中を押してあげる父親でありたいと、失敗したらまたチャレンジ出来るんだという事を実際に見せる父親でありたいと。そんな風に思った、私自身が娘から学んだ1日でした。


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