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本を読む時間がマインドフルネス


ーマインドフルネスー
今、この瞬間に意識を向けること。
今、自分の周りで
起こっていることに
注意を集めること。

ヨガでは、
ポーズ(アーサナ)
を通じて、
注意を集めたり、
呼吸を深めることで、
注意を集めます。

ちなみに、
瞑想も目的は
同じですね。


マインドフルネスの効果は
以下のように
たくさん言われており、
今やスポーツ選手や
ビジネスマンも
マインドフルネスを意識します。

マインドフルネスの効果

・感情を上手く扱えるようになる
・パォーマンスが上がる
・意思決定能力が高まる
・ストレスが減る
・自律神経が整う etc…



そこで、
ふと気づいたのです。


本を読む時間も
マインドフルネス
ではないか・・・と。



本を読む時間もマインドフルネス?

ーなぜか。

マインドフルネスは、
意識を集中させることで、
リラックスや、
自己コントロールを深めます。

この、
意識を集中させることは、
読書でも行われますよね。

本を読むジャンルにも
左右されてしまいますが、
本を読んでいる時、
異常にリラックスできること
ありませんか?

例えば、
何も考えずに、
エッセイを読み進めているとき、

夜寝る前に、
哲学書を読んでいる時など。

気づいたら
時間も忘れてしまうくらい、
本を読んでいて、
しかも驚くことに
疲れていない。


つまり、
本を読むことだけに
集中できる時間。
それこそが、
マインドフルネスなのです。




私が最近、没頭できた本

私が直近で、
本を読むことに集中でき、
リラックスできた本はこちら。

原田マハさんの、
『デトロイト美術館の奇蹟』
という小説です。

アメリカにある、
デトロイト美術館を取りまく人々の
心温まるストーリーでした。

読む前は、
「美術系の小説だし、
小難しそう・・・・」
(でも短くて読みやすい?)
と思っていました。

しかし、読み始めると、
小難しいどころか、
スラスラと読め、
気づけば読み終えていました。

物語の設定もわかりやすく、
かつ実話に基づいているため
リアルで想像もしやすいです。

さらに、
作品中に幾度も登場する
美術作品は、
本の表紙にもなっており
すぐに見ることができ、

作中の比喩表現と、
実際に目で見る画像が
リンクするので、
理解が深まりやすかったです。

気づけば読み終え、
美術作品に対する
心の高いハードルも
低くなっていました。


文庫本の最後の対談で、
原田マハさんは
ご自身の作品を、
以下のように述べられていました。

アートへのいい入り口で
あってほしいと思っています。

また同時に
いい出口であってほしい。

原田マハ『対談 アートは友達、そして家族』より


そして、
まさにこの小説は私にとっての
アートへのいい入り口でした。


それと同時に、
自分を一種の没頭状態というか、
マインドフルネスに
近い状態へ導いてくれました。


私自身、
本を読んでいても
すぐに気が散ってしまうのですが、
たまに相性がよく
グッと集中できる作品があります。

原田マハさんの作品は、
まさにそんな作品の1つでした。


おそらく、
グッと集中できる作品は、
人によってバラバラです。


あなたも、
1つの作品に集中できないから
と言って落ち込まず、
色々な本を読んでみてください。

意外な本が、
集中状態、ないし
マインドフルネス状態に
導いてくれるかもしれませんよ。





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