いざという時の備えは大丈夫?災害は100年確率で想定したい。/片田敏孝 人が死なない防災
先日の宮城、福島での地震。
関西からニュースを見ていましたが、地震情報を見入ってしまいました。
現地で生活をする方々が無事であることを祈るばかりです…
そして私自身、もう一度防災について考えを正したいと思っています。
安全だと思っているのは、思い込みかもしれない
自然の営みというのは、一〇〇年とかニ〇〇年とか、そのくらいの感覚で見なくてはなりません。ということは、ここ六〇年くらい災いがなかったからといって、「群馬は安全だ」と断じることは正しい理解でしょうか?明確に違います。(片田敏孝/人が死なない防災 P.20 より引用)
上記は、防災研究者の片田敏孝さんが書かれた本の中にある一文で、住まれている群馬が、多くの方の認識では、"災害の少ない地域"であることに警鐘をならされています。
群馬では60年近く大きな災害がなく、住まれている方々も安全な場所だという認識が強いようです。
しかし、自然の営みは100年単位で考えるべきものであり、60年災害が無かったからといって、"安全だ"とは言い切れません。
また、切り口が変わりますが、東日本大震災における津波の被害の状況についても述べられていました。
津波にのまれてしまった方々の多くは、過去の津波の被害を防げるレベルの防波堤が、絶対的に安全だと信じていたようです。
また、津波の被害は、当時のハザードマップの範囲を大きく超える範囲でした。
ハザードマップを見る際、
これまでは、自分の家を探し、ハザードの範囲の中に入っていなければ安全だと思っていました。
しかし、実際はハザードマップを超える災害は十分にありえる。
そんなことを認識させられた本でした。
では、来る災害に対してどうすればいいのか?
準備・対策はいくらしても、十分ではないです。
しかし、普段から"今地震がきたらどうする?"などとシュミレーションすることが大切だと思います。
かく言う私も、実際に災害が来れば慌てふためくんだろうな…
ただ、守るべきものが増えて、防災バッグや食料・日用品の備蓄など、できる限りの準備をすること、
100%安全な場所はない、と認識しておくこと
だけは忘れずに続けたいと思います。
地震もそうですが、地球温暖化による日本近海の海水温の上昇で、勢力が強く、かつ日本列島直撃型の台風など、、
考えるだけで不安だらけになってしまいますが、できることから準備はしておきたいと思います。
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