出産が不安で仕方ない私を勇気づけてくれたエッセイたち
来たる出産に向け不安で不安で仕方なかったので、出産に関するエッセイを7冊(妊娠・出産エッセイを4冊、助産師さん・産科医さんのエッセイを3冊)読んでみました!
どれも素敵な本ですので、出産を控えていらっしゃる方もそうでない方も是非読んでみてください♫
それ以外にも、出産レポや友人の出産経験談などを聞いているうちに、全員違うし、不安だけどどっしり構えるしかないな、という結論に至りました。笑
いよいよ明日、バルーンを入れるところからスタート。
未知に対する不安と、息子に会える楽しみと好奇心でいっぱいです。
ゆっくりnoteを書くことも当分できないと思うので、産前最後に読んだ本について書いていきたいと思います(^^)
余裕をぶっこいていられるのも今だけなんだろうな・・・笑
女性作家さんの妊娠・出産エッセイ
\読んだのはこの4冊/
きみは赤ちゃん(川上 未映子さん)
子供がずっと欲しかった(はあちゅうさん)
そういうふうにできている(さくらももこさん)
たちどまって考える(ヤマザキマリさん)
どの本も、妊娠・出産の経験のありのままをそれぞれの視点とユーモアを交えながら書かれており、サクサクと読み進められる内容でした。
4冊全てに共通しているのは、みなさん本当にかっこいい。
どんと構えて、赤ちゃんを迎えてあげている様子が目に浮かぶようでした。
これから出産を迎える私にとっては、どれも勇気をもらえる本でした!
きみは赤ちゃん(川上未映子さん)
読書大好きな友人から教えてもらった一冊。
かつ、私が生まれて初めて読んだ妊娠・出産エッセイです。
安定期に入る前くらいに読み、そのまま自宅に置いてきてしまったため記憶がすぐに読み返せないのが残念です・・・
すごく印象に残っているのが、通われていた産院の先生がエアロビの鬼だったこと。それだけで読むのが楽しくなったのを覚えています。
落ち着いたらもう一度読みたい一冊です♩
子供がずっと欲しかった(はあちゅうさん)
はあちゅうさんのtwitterでの発信が、とても正直で面白く大好きだったので、管理入院が決まった時にこちらの本を購入しました。
周りの目を気にせず、ご自身の思ったことを素直に書かれているところがこの本の一番好きなところです。
無痛分娩を躊躇なく選ばれていることや、事実婚に関することなども書かれてあり、それらの選択肢で迷った私にとっては、「そんな考え方もあって良かったんだな」と素直に思えた1冊でした。
本の最後の方に書かれている「息子が生まれた瞬間からずっと、人生で1番幸せです。」という言葉には、子供さんの存在の大きさを感じられ感動しました。
そういうふうにできている(さくらももこさん)
はあちゅうさんの「ずっと子供が欲しかった」の本文中に、はあちゅうさんご自身が読まれた出産エッセイとして書かれていたので、気になって読んでみました。
私が読んだ4冊のエッセイの中では、1番ユーモアがありサクサク読み進めることができました♫
子供さんを妊娠・出産されたことに関する幸せな気持ちはもちろん書かれていました。しかし、最も感動したのは以下の言葉でした。
「お腹が切られた時、この子が地上に降り立つための扉が開いただけだ。彼は私の分身ではなく、彼以外の何者でもない。」
(本文146ページより引用)
この距離感・気持ちを忘れずにこれから息子をサポートしていきたいと素直に思えました。
たちどまって考える(ヤマザキマリさん)
友達の勧めでこの本を読みました。
2020年9月に出版された本で、コロナウィルスが世の中を変え始めてから約半年たった頃のヤマザキマリさんの気持ちが書かれています。
妊娠・出産に関することだけでなく、世の中や日本人の価値観に関する意見も書かれており、読み応えがある1冊でした(^^)
出産に関しては、1人で、しかも海外でされ、シングルマザーとして女手1つで息子さんを育てられたとのこと。
コロナ禍で面会が出来ず少し凹んでいた私は、この本を読んで「のんびり本を読めてるくらいだし、自分の時間をたくさんとれてラッキー」とさえ思えるほどでした。
自分自身もヤマザキさんくらいパワフルでかっこいい女性になりたいです♫
また、同じ時期に「とらわれない生き方」というエッセイも読みましたが、そちらもパワフルでオススメです。
自分自身のブレない軸を持って、全力で生きていくことの素晴らしさを感じられます。
助産師さん、産科医の先生のエッセイ
妊娠・出産エッセイを読み、色々な人の出産レポを読みましたが、やはり「痛いのは怖い」という自分の本音からは逃れられず・・・その本音と向き合うべく3冊読んでみることにしました。
\読んだのはこちらの3冊/
大丈夫やで(坂本フジエさん)
心の子育て(坂本フジエさん)
笑うお産(池川明さん)
大丈夫やで、心の子育て(坂本フジエさん)
本を購入した当初の目的であった、痛みを緩和することなどについては一切触れられていませんでした。
しかし、お産の主役は「赤ちゃん」で、母はそのサポートに徹する、という姿勢にハッとさせられました。
自分自身がお産をどう乗り越えるか、痛みはどうなのか・・・ということばかりが気になっていましたが、お産の主人公はお腹の赤ちゃんです。
そう思うと、お産の時に少しでも赤ちゃんが楽に出て来れるようにリラックスして、赤ちゃんのことを考えてあげられるようにしたいなと思えました。
また、心の子育てには、赤ちゃんが生まれてからの育て方・家族での過ごし方についても触れられています。
1歳までに受けた愛情を無意識的に体感し、その愛情がその子の一生に関わるとのことで、1歳までの接し方が特に重要だということが書かれていました。
小さい頃に親の愛をたくさん受け素直に育った子の自己肯定感が高い、などの研究があるくらいなのでその通りだとおもいます。
全力で生きる赤ちゃんに対して、全力で愛情を注いであげたいと思える本です(^^)
笑うお産(池川明さん)
陣痛もリアルな体幹の中に『気持ちいいとしか思えない痛み』『この痛みのおかげでこれから快感を感じられるんだ』『後陣痛のおかげで体がきれいになるんだ』などとイメージをうまく取り入れていくと、全然受ける感覚が変わって、痛みを前向きに捉えることができるんです。
という一文がとても印象的でした。
陣痛=痛いもの、辛いものという過剰な脳への刷り込みがよりパニックを引き起こしやすいとのこと。
痛みの先をイメージすることで、痛みに対して過剰に反応しない。
また、その後の感動や赤ちゃんのために必要な痛みとして受け入れることの大切さを感じられた本でした。
生まれ方も赤ちゃんはきっと自分で決めてくるのだから、なるべくその気持ちを尊重して、赤ちゃんに委ねる気持ちでゆったりしてもらえたら、赤ちゃんも嬉しいんじゃないかなと思います。
と、本文にもあるように、主人公である赤ちゃんが自分のペースで生まれてきてくれるのをゆったりして待てることが出来れば最高ですね。
最後に、出産を迎える自分へ(笑)
4月に妊娠がわかった日から約10ヶ月。
世の中も、季節も、自分自身も大きく変わったと思います。
本音はとてもとても、とても不安で仕方ないけれど、きっとなんとかなります。
(ていうか、なんとかなってくれないと困ります)
入院して何冊もの本を読んでイメトレをしたので、もうやるべきことはやった!
あとは、流れに身を任せて。
ここまで一緒に頑張ってくれて、明日から生死のタッグを組む赤ちゃんに感謝。
そして、支えてくれた旦那さんと家族にも感謝。
息子よ、明日から頑張ろな。どうぞお手柔らかに・・・。
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