見出し画像

1984年の村上春樹さんのエッセイが公開!!

以前、村上春樹さんの短編『三つのドイツ幻想』を読んだ際に知った、過去の雑誌BRUTUSで連載されていた旅エッセイ。

1984年に出版されたものだし、紙の雑誌の復刻は滅多になく、お目にかかることは出来ないんだろうなと諦めていたのですが、

なんと!

村上春樹特集が組まれ、WEB版で公開されていました。教えてくださった、bowlaneさん、本当にありがとうございます。



◇・◇・◇・◇・◇・◇


10話からなる連載では、ハンブルクの上流ヨーロッパスタイルの住宅街を見て、ドイツ的田園調布と言ったり、ポルノバーでおっさんたちが表情変えずにサッカーを見ていたり・・・

村上春樹さんというレンズを通すだけで、世の中が冒険的で面白く感じられます。

エッセイ集の冒頭に、村上春樹さんが日常と同じように暮らしていると断っているくらい、ただただ日常を過ごされていただけだろうに。

とはいえ、ベルリンに病気的な強烈なレコードとの出会いが多かったり、ケルンのビールカップが異常に小さかったり、動物園の人気者はニシキヘビだったり、ドイツでしか味わえないようなこともたくさん書かれていて読み応えは抜群でした。


このように過去の雑誌での連載が、再び読める(しかも無料!)ようになると嬉しいですね^ ^

年代をまたぐことで、最近とは異なる価値観や世界観を感じることができ、読むことの楽しさを再発見できました。












この記事が参加している募集

サポート不要です!応援したい方がいればぜひその方を応援してください!「応援」という貢献があなたをポジティブにします