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自然災害を人生のスケジュールに入れる

海域で起きる「余震」、
陸域で起きる「誘発地震」、
活火山の「噴火」という三つを、
自分の人生のスケジュールに
入れなくてはなりません。
鎌田浩毅『首都直下地震と南海トラフ』より


2011年の3月11日に起きた、
東日本大震災。

平安時代に起きた、
貞観時代(マグニチュード8.3)
の再来と言われていますが、

実際には、それ以上の
マグニチュード9という
巨大地震が起き、
津波など多大な被害を残しました。

当時、
関西に住んでいた私も
震度こそ低かったものの、
揺れを感じ、
その後のテレビ中継で
恐怖を感じたことを覚えています。


そして、
東日本大震災の余震は、
以降10年はマグニチュード8クラス
の地震が来てもおかしくないと
言われています。



また、
東日本大震災の余震とは別に、
東日本大震災に
誘発されて起こる、
「誘発地震(直下型地震)」。

加えて、
火山の活動、
具体的には最近言われている、
富士山の噴火が
いつ起きてもおかしくない状態なのです。



誘発地震とは?

誘発地震は、
東日本大震災以降に起きた、
長野県や静岡県なのどの
大きな地震のことで、
今後も突発的に起こるとされています。

東日本大震災後、
東北地方や関東地方が乗る
北米プレートが思いっきり
東西に水平に引き伸ばされました。

そして、その影響で、
地殻の弱いところが動き出し、
地震が誘発されるというのが
誘発地震の仕組みの1つです。

誘発地震は、
今後も、東日本大震災の
余震とは別に、
北米プレート内の様々な地域で
突発的に起こると予測されています。

「首都直下型地震」も
その1つとされており、
首都機能、インフラ、経済等
被害は大規模にわたると
言われています。



富士山の噴火は起こるのか?

富士山をはじめ、
日本のほとんどの火山は、
活火山と言われています。

もはや、「死火山」という言葉自体が
死語のようです・・・


富士山の噴火に関しては、
南海トラフでの地震により
誘発される可能性が高いようです。

これは、過去の巨大地震から
予測されていることで、
その地震とは、
1703年の元禄関東地震(M8.2)と、
1707年の宝永地震(M8.6)です。

元禄地震の35日後には
富士山が鳴動をはじめ、
宝永地震の49日後には
南東斜面からマグマを
噴出しはじめたようです。

この宝永地震に伴う噴火では、
事前に起きた巨大地震が、
富士山地下のマグマ溜まり
に影響を与え、
噴火を促したとされています。


また、最近では、
富士山地下の
地盤が広がっていることや、
山頂付近で「低周波地震」
が断続的に起きていることが
報告されており、

富士山は、
いつでもスタンバイOK
という状態と言えるようです。



逃げられないなら、備えるしかない

このような事実を
目の当たりにし、

・・・というよりも、
何度も他の書籍で
目にしていましたが、
自分自身が信じたくないため、

「専門家の意見でないから」
という理由をつけて
目を背けていました・・・

必ず、直下型地震と、
南海トラフ地震、
そして富士山を含む、
火山の噴火活動は
避けられないことを理解しました。

これらの災害から、
完全に逃げるためには、
海外へ逃げるしかありません。

ドラマ『日本沈没』では、
北海道と九州が残っていましたが、
どちらも地震と火山の噴火からは
逃れません。


そんな中で私たちができるのは、
災害をスケジュールに入れること」、
そして、
できる限りの備えをすること」。


例えば、
東日本大震災でも、
食器が飛び出さないよう、
食器棚にロックをかけたり、
滑り止めシートをかけ、
被害を防いだ方もいます。

また、
日頃から「地震が起きるかも」
と思い、食品のストックを
心がけていたことで、
震災後のストレスを
軽減できた方もいます。


災害が来ないと思って、
災害が来てしまうのと、
災害が来ると思って、
来ないのでは大きく異なります。

備えあれば憂なしです。


後悔しないためにも、
災害は起こるものと考え、
準備をしておきたいですね。



𓏸𓈒𓂃おまけ𓂃𓈒𓏸

ちなみに・・・
南海トラフ地震は
周期的な地震のため、
ある程度くる時期が予測されています。

その時期が、
2030年〜2040年の間。

2035や、2040という
書籍が出るのも納得ですね。笑


より詳しく地震について
知りた場合は、
地球科学者の鎌田さんの
書籍がわかりやすいです。


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